生きる事と死ぬ事と

引き続き・・・

生きることとは

何故人は生きているのでしょうか。人は望んで今を生きているのでしょうか?

望んで生きている人はいないでしょう。なぜなら「自らの意志」で「生まれた」人はいないからです。他の生物もすべてそうですね。

では何故そもそも人は生まれたのか?

宗教観では答えが出ているので科学的に考えると、さらに大きな(ある意味でとても小さな)枠組みで考える必要があります。

人は何故様々な思考をするようになったのでしょうか?

有機的な生物は何故生まれてきたのでしょうか?

さらにその前、有機的な生物を構成する物質そのものはどう生まれたのでしょうか?

物質を構成する「何か」はどこから来て、どう生まれたのでしょうか?

今の科学では、原子核を構成する素粒子・クォークと呼ばれる最小単位の物質は宇宙誕生と同時に生まれたとされています。何故宇宙が生まれ、何故素粒子が存続できたのかは不明で「偶然である」という説や、「実は宇宙の素は何度も生まれは消えていて、確立の問題でたまたま今の宇宙が生まれただけ」という説などがあります。

その後宇宙が続いている理由は、素粒子が「より安定的な状態を目指している」という原始的な活動に依存しています。

クォーク同士は安定的な形を保つために中間物質と共に結合し、中性子や陽子になり、それらがさらに安定するために原子核、原子、そして私達の体をも構成する様々な物質へと変化していったとされています。

つまり、私達の体を構成するものは、

・どうして生まれたのか、根源的な原因は不明。
・より安定的な状態を目指した結果、今の状態になっている。

と言えます。

そしてこの原理は、有機物や無機物といった「人視点」で見た様々な物質にすべからく共通していると言えます。

生物の行動原理も、「より安定的な状態を維持するため」です。

人の現在の活動もすべてそうではないでしょうか。「衣食住を維持するため」「会社・社会を維持するため」「幸せを感じる瞬間を維持するため」すべてそれらを安定させるために行動しています。

私達が生きているということは、物質レベルで同じ目的によって続いている行動原理の表層なのです。

死ぬ事とは

では「死」とは何でしょうか。

上記の理論から言えば「安定を保てなくなった」でしょうか?

ですがそうだとすると、「死」というシステムそのものの欠陥が顕著であるにも関わらず多種多様な有機生物に備わっている理由がわかりません。このことから、「死」は安定を保つために必要なシステムであると考えられます。

死ぬことによって何が保たれるのでしょう?

それは、より安定的な状態を目指すために試行錯誤を繰り返す循環を保っているといえます。遺伝子という最小の情報のみを残し、次の世代でより安定状態を目指す循環を回していると考えられます。生物を構成する大量の元素を開放し、また再構築することで新しい安定の可能性を探るのです。

他の生物や物質も安定状態を探っているので、何かだけが増えすぎて他の可能性を阻害してしまうことも防いでいると考えられます。

死の恐怖

人は死ぬのが何故怖いのでしょう?

それはやはり、死が未知の存在だからでしょう。

遺伝子に残すことが出来ない情報とはなんでしょう。恐らくそれは「死」です。死んだあとに遺伝子を別の誰かに渡すことは出来ないですからね。

人はやはり未知の存在に恐怖します。わからない・操作できないところにいくことが、怖いんでしょうね。

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