自分のための「デザイン批評」まとめ

※以下の内容は、「みんなではじめるデザイン批評」という本から

「自分の体験を含めた」読書メモになります。ご注意ください。

「自分のデザインを見られる時」と「他人のデザインを見る時」に気をつけること

直感を、整理もせずに相手に言わない。個人的な好みや、思い込みなどフィルターがかかっている場合がある。一旦落ち着いて、ペルソナとかあったっけ?とか自分に問いかけながら、なぜそう思ったのか考えてみる。場面によっては直感の反応が求められることがあるので、そこは臨機応変に。

己の態度に注意する

相手は自分の一挙一動を見ている。態度という反応はデザイン改善には直接の役に立たないが、気持ちを変化させるには抜群の効果がる。悪態は論外。ダメ絶対。相手を褒めたい時は言葉と併用して活用する。

開発者はユーザーではない

デザイナー含め開発者には「こうあるべき」フィルターがかかっている。それを踏まえてユーザテストを実施して、自分たちのサービスを届けようとしている人たちのことを理解する。これがあると説得力のあるデザイン提案ができる。

デザイナーの説明不足

プロデューサーやディレクターなどに「確認お願いしまーす」と何も考えずにデザイン確認を投げてしまうと相手も自由にフィードバックしてくる。それでいい場合もあるが、デザイナー側からどんなフィードバックが欲しいのかちゃんと説明しておくと、より効率的なやりとりになる。

フィードバックの3つのタイプ

1.反応型

感情的で瞬間的に反応するタイプ。感情や感情的な態度、その場かぎりの反応は何の具体的解決にならない。この手のタイプは経験上、一旦すべて受け止めてから包み込むように話すと上手くいく。たんに機嫌が悪いだけの時もあるので見極めが重要。

2.指示型

一見よさげなタイプに見えるが、自分のやりたいデザインにしたいだけの人がいるので要注意。あくまで開発者はユーザーではないことを頭に入れて、ユーザテストの内容と照らし合わせて話し合うと円滑に物事が進む。

3.批評型

このタイプがいいらしい。分析内容が明らかで、判断をベストプラクティスに関連づけている。デザインに対するフィードバックの内容が、デザインがサポートする機能を果たしているか、いないかに絞られていて、その理由も説明されている。こんな人はそういないので、自分だけでもできるよう意識する。

フィードバック(批評)とは

反応的でもなければ、問題解決のためにデザインを変更しようとすることでもない。目の前のデザインが「望まれる目的を達成するかどうか」を判断すること

やっちゃダメ

「関係者にデザインを認めさせようとする場合、プロジェクトのインフルエンサーに譲歩するために雑多なものが追加されてしまう、もしくは削られ、もしくは妥協の産物になる」

デザインがグダグダになるのは大抵このパターンだと思われる。

役に立たないフィードバック

・個人的な目標に影響されている

・タイミングが悪い(相手がイラついてるとか)

・説明が足りない

・お互いの好みに基づいている

有益なフィードバックにするために

・質問ではじめる

・相手の考えに興味があることを示す

・デザインに対する最初に抱いた感情を忘れず、その理由を検討したら必要に応じてそれについて話し合う

・思い込みをしない

・選択の裏にある考え、制約を知る

・押しつけない

・コミュニケーションをとりながらデザインについて話していいかたずねる

・長所についてはなす

・誰のアングルからデザインを分析しているか、視点について考える

フィードバックを依頼する際の注意点

・賞賛や承認のためにフィードバックを求めない。

・フィードバック(批評)はデザインに対して行われているのであって、あなた(自分)自身を評価しているのではない。ということを忘れない。それをちゃんと相手にも伝える。

フィードバックを求める際に覚えておくこと

・デザインが果たすべき目的を忘れない。

・理解と改善のためにやるのであって、何かを判定するためではない

・聞いて、考えてから反応する

・迷ったらサービスが果たそうとしている基本に立ち戻る

・意見が一致している事柄をツールとして、焦点が目的からずれていないか確認する

・みんなと一緒に批評を行う

・正直に、どのような見解を求めているのか、期待値を設定する

・理解の違いに注意する

・あとになって、はじめとはまったく違う話になっていた。とかよくある。はじめにお互いの理解のすり合わせを怠らない。

これだけは覚えておく

・フィードバックを求めるとき、スタートは少人数で開始する

・話す前に考える

・参加者は慎重に選ぶ (裁量権が1人に集中するとデザインが機能不全をおこす)

最後に

この本を改めて読んでおくと、少なくともデザイナーのやる気を削ぐことはなくなるかもしれません。それが結局は効率的な業務推進に繋がると思います。デザイナーだけでなく、開発関係者すべての人にオススメです。

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