SNSはどれくらい投票する有権者にリーチできるか?(をざっくり試算してみた)

「選挙カーで大声で名前を叫ぶくらいなら、ソーシャルで訴求するほうが好感度上がるんじゃないか?」

みたいなコメントを目にしたのをきっかけに、日本の選挙にSNSが及ぼす影響ってどの程度のもんなのか?というのが気になりました。

というわけで、ものすっごい雑にですがやってみました。(データソースとか適用した仮定は後述)

水色が「投票する」、白色が「投票しない」。
太い枠が「SNS利用する」、細い枠が「SNS利用しない」。

「最大限にSNS利用に有利」に試算してみると、投票に行く人のうち、SNSでリーチできるのは31.3%、となります。(それだと3,400万人にリーチすることになるので、現実的な数字ではなさそう)

細かなデータの信憑性は置いておくとして、全体のビジュアライズから得られる感覚として、

  • 「自分が普段SNSで見ているであろう30代〜50代くらいの意見は全有権者の1/12くらい(8%)」
  • 「同じ30代〜50代のレンジでも半分以上(52.8%)はSNS使ってない」
  • 「投票する・SNS使わない・60代70代、が、投票する有権者の1/3くらい(35.3%)を占める」

みたいな傾向はなんとなく見えてきました。そりゃまぁ街宣車でアピールするほうが圧倒的に投資対効果良くなるよね‥。


参照したデータ

以下の3つだけ。

【有権者人口】
平成26年10月1日現在の年代別人口。e-statより

【年代別投票率】
平成26年12月に行われた第47回衆議院議員総選挙の年代別投票率。総務省より

【SNS利用率】
平成28年版情報通信白書。第3章第2節の「ソーシャルメディアの普及」のデータ。

仮定したこと

基本的にSNSに最大限に有利になる方向を全部選択。

  • 「投票率」と「SNS利用」は互いに独立していると仮定する
    (実際にはSNS利用率と投票率は正の相関がある気はする。どっかにデータありそう)
  • 「SNS利用」は、日本で最も利用率の高いfacebookのデータを適用
  • 70代以上の「SNS利用」のデータがなかったので、便宜的に60代と同じ利用率を適用。とはいえさすがに80代90代の26%がfacebook利用するとかちょっとおかしい(笑)ので、図の中は点線にしてみた…。
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