“産業を自分で定義する”ときの思考クセ

それって新しい産業ですね(でも一体どれくらい新しいのでしょう?)と迷ったときの考え方について、整理してみます

いつ、産業を定義したくなるか

  • どうしても「業界地図」などに載っている◯◯産業という言い方がしっくりこない。
  • 既存の業界の捉え方をしていると発想に広がりが出ない。
  • 産業振興策に行き詰った。

こういうときに「産業」の名前から何まで定義し直すと視野が開けることがあります。

技術の要請によっても新産業がつくられる

電球が発明されるまで電気照明家具は存在しなかった。新しい技術、発明、製品によっても新産業を定義してあげる必要が生まれる。研究開発型ベンチャーが、新しすぎる技術でもって世界に貢献しだすときも概して「◯◯産業」と自ら宣言するのがよい。

「産業」を定義づけてみてから、粗く分析してみる

自分のまわりでは、なんとなく関係プレーヤーが広範囲だったり、新技術によって関係者が増えてしまうという事情から新産業をとりあえず名付けるということがある。頻度的には数社のベンチャーと対話すると1社必ずそういう論点になる。

で、理解を深めるためにさっと有名フレームワークで整理してみると何が違いか、何が特別な新産業なのか説明しやすくなる。よく考えるのは

  1. PEST分析(政治、経済、社会、技術のフレームワークで述べる。何の要請があるか、これから発展させるドライバーは何か、阻害要因も同様に把握できる)
  2. 5フォース分析(競争の激しさについて述べる)
  3. バリューチェーン分析(とどのつまり価値がどう生まれていくかの流れを述べる)

この3つで概況を掴めるようになります。

それぞれの分析のチャート・図

それぞれの分析の図をいれておくとレポートの類は一気にそれっぽくなります。

PEST分析っていうのは

5フォース分析はこういう図(PESTと似てる)

バリューチェーンはこういう図を書くやつです

新産業を発展させたい

図を書いたら、いろいろわかります。穴があるな、とか。ここが最強!みたいな自信も湧いてきたりします。

さて、次に会う人はいったいどんな新産業を提案しようとしているのかな。

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