ビジネスで大切なことの一部は北大で学んだ(第5話)

Yuta Kokubun
Feb 23, 2017 · 4 min read

第5話 ダメ、他責、絶対

(第4話)

記事とは無関係だが、ダメ人間っぽい写真

サークルの部長に就任、最低レベルの運営

サークル活動も普通の部活動のように、歴代部長がいる。サークルなのに部長と言うのは不思議な感じだが、ぼくは3年生の時に部長を務めていた。ただ、自分のサークル運営は正直歴代最低レベルの品質だったと思う。「事前に言えば共有で、事後に言えば言い訳」と言う、素晴らしい定義を昨日同僚に教えてもらった。この定義に照らし合わせると、これから書く事は全て言い訳である。となると、この連載自体が全て言い訳だが、そう考えると悲しくなるので、一旦思考停止して書き続けることにする。

実質、コミット力の高い雑用係

どのサークルでも似たようなものだと思うが、部長とはコミット力の高さを求められる雑用係である。毎週の週次定例の会議室予約(紙に書いて予約するアナログなやつ)、議題の整理、議題をプリントアウト(当時はプロジェクターが高くて買えないので会議は紙の配布)、定期演奏会の予約(電話と紙の申込書)、学園祭のプロジェクトマネジメント。お察しの通り、めんどくさい。一つ一つは大した負荷ではないが、毎週欠かさず期限を守って実行しなくてはならない。雑用係なのに、高いレベルの責任感を求められる、割りに合わない役割なのだ。ただ、社会人になるとこの辺を愚直に実行できる人は重宝される。当時は全く理解できなかったが。

“出来ない理由”大喜利に敗れる

当然みんな音楽をしにサークルに来てたので、雑用をしたいわけではない。基本的に部長は立候補制なのだが、ぼくの代は完全にお見合い、譲り合いだった。一言で言うとダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」である。「単位が25コマあるから無理」と非の打ち所がないどころがないアリバイを用意するやつ。「おれはそういうタイプじゃない」と理由にならない理由を言うやつ。「やだ、やりたくない」と正面突破しようとするやつ。さながら、”出来ない理由”大喜利の様相だった。ぼくも何か出来ない理由を言った気がするが、キレも勢いもなかったのだろう。全員に悟られてしまった。「こいつは押せばYESと言う」ことを。強く頼まれたらNoと言えない男だったので、引き受けてしまう。これがすべての間違いだった。

引き受けたことに肚をくくれるか

何かを始める時に、100%自分起点であることは少ないと思う。ぼくのように周りから促されたり、半ば成り行きで責任者になる人も多いはず。プロセスは千差万別だし、プロセス自体に優劣はないが、任される本人の肚が決まっているかは本当に重要。当時のぼくは「引き受ける」と言ったその後も、「お前らがやらないから俺がやってあげてるんだ」と正直思っていた。部長になった人間がこのマインドでは、組織運営など絶対に上手くいかない。

部長就任後、初企画の集客はたった2名

それでも、就任当初は張り切っていて、受験生歓迎ライブと言う前例のないイベントを企画して実行した。200人位入る北部食堂でイベント開催したのだが、2人の来場という散々な結果に。充足率1%という稀にみる大すべりをしてしまう。イベント後の出演者・裏方の徒労感と冷たい視線は、本当に針のむしろだった。冷静に考えると、受験生が受験直後に素人のライブに来たいと思うわけがない。全くターゲットのインサイトを探らずに、イベント開催したのが敗因である。自分で企画して、勝手に失敗して、勝手に周りの助けが薄いことに憤り、勝手に周りを敵視するようになった。盛大な自爆である。

人望を失う時は、リアルタイムでは気付けない

そこから任期の一年は正直辛かった。受験生ライブの失敗で他責マインドに拍車がかかり、それが行動や言動や表情に現れていたのだと思う。みるみる人望を失っていくし、人望を失うと困っていても周りに助けてもらえなくなる。そんな中でも気遣ってくれる人はいたのだが、自分が周りを敵視してしまうと、配慮や思いやりを受け取れなくなってしまう。そうなると益々周りから人がいなくなって、という悪循環が回ってしまう。社会人になってからも似た失敗をしたが、ぼくの場合は孤立していく時は、大抵自爆している。

サークルで周りの人望を失い、学部にも友達はほぼいない。勉強もほとんどしていないし、残されたものは音楽しかなかった。しかし、この後、残されたものも失う事になる。
(第6話へつづく)

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Yuta Kokubun

Written by

ビズリーチの中の人。所属組織遍歴は北大工学部→東大新領域→アルテミスインターナショナル→レアジョブ→ビズリーチ(今ここ)。職種遍歴は業務系コンサル→エンジニア→海外事業→セールス→プロダクトマネージャ→経営企画(今ここ)

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