夢に出てきたやつら


すごくいい夢をみた。

海岸にいた。曇った空だった。すこし肌寒かった。

ぼくは学ランを着ていた。

ちょっと離れたところにもうひとり、くしゃくしゃにパーマがかかった長髪の男がいた。彼も学ランを着ていたが、知ったやつではなかった。

彼はあたりをギロギロとにらみ回して、そこらじゅうを歩き回っていた。

落ちていた海藻を拾って、カツラのように頭に巻き付けたと思ったら、気に入らなかったのかまた地面に捨てた。ただでさえキツいパーマがかかっている頭なのに。

いくつか言葉を交わした。内容は覚えていない。だけどいいやつだと思った。友達になれると思った。なんの根拠もないけど、彼みたいな人間が将来ロックスターになるんだろう、そんな気がした。

やがて、他にも何人かが海岸に集まってきた。

ひとりはスカーフ?がないセーラー服を着たショートカットの女の子だった。高校生かと思ったら、もう高校は卒業していていまは看護学校の学生らしい。なんでセーラー服を着てるんだろうと思った。

もうひとりは小柄な茶髪のボブカットの男だった。少し話したけど大人びたトーンだった。病気で留年したから、いま高校5年生だと言っていた。なるほどと思った。

もうひとり女の子がいたのだけど、姿は思い出せない。だけど彼女はそこにいた全員をよく知っていた。ぼくも彼女ともっと話したいと思った。

ぼくも歳を聞かれたので、17歳、高校2年だと答えた。

ほんとうは自分が何歳なのかわからなかった。

その夢はなぜかとても心地よくて、そのメンバーでいることがとても心強くて、うれしかった。

これから楽しいことをたくさんできると思った。

だけど目は覚めてしまった。

もう会えないかもしれないからここに書いておくことにした。

あいつらはちゃんと存在してるんだと思う。

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