2021年 家を買った話

Aya Takano
Dec 8, 2021

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これは

カンムアドベントカレンダー 8日目の記事です。

タイトルですでに出落ち感あるのですが、2021年に家を買ったので、その話をしようと思います。

家を買ったきっかけは、ぶっちゃけ離婚でした!

といっても離婚してすぐ家を買ったわけでなく、離婚自体は2年半ほど前にしていました。
結婚していた当時、いわゆるリノベ済み中古分譲マンションに住んでいたのですが、その体験がすこぶる良かったのが記憶に残っていて。建物自体は古いけど部屋はフルリノベーションしてあって、内装も好みだし水回りも清潔で使いやすく、それなりに広く立地も良い。離婚後その家から引っ越して、20平米の賃貸アパートで住んでたときも「いつか絶対リノベマンションを買ってやる」と思いながら生きていました。

とはいえ離婚をしたり転職をしたりと自分の生活がバタバタしていたこともあって、家を買うなんて5年とか10年とか暫く先のことだと思っていました。そのとき住んでいた賃貸アパートにもとくに大きな不満はなく、もっと広い部屋に住んでみたいな、大きいソファを部屋に置いてみたいな、と思うことはあっても具体的な行動に移すわけでもなく。家を買うというのは、いまは叶うことのない遠い夢のようなものだと思ってました。

そんな心境が変わったのは、たまたま見ていた cowcamo に「ちょうどいい」物件があるのを発見したことが発端でした。

フルリノベーションされて5年ほど経つそのおうちは、真っ白の壁と無垢材のフローリングというまさに自分好みの内装、当時住んでいたアパートの2倍くらいの広さ、通勤に便利そうな立地、そして価格も手が届きそう。いまの身の丈に合った、ものすごく「ちょうどいい」物件を発見してしまったのです。

いますぐ買うわけじゃないけど後学のために内見だけしたいな…と思い、内見申し込みボタンを押したのを覚えています。

妄想をムクムクと膨らませながら内見したその物件は、妄想以上にとても素敵なおうちでした。真っ白な壁、ほどよく味が出た無垢材のフローリング、キッチンのタイル、造作の洗面台、大きな窓から入る日差しと遠くまで見渡せる景色。「ちょうどいい」どころか「自分にぴったり」の物件なのではないかとテンションが爆上がり。さすがにその場での購入は決断できなかったのですが、この内見で “家を買いたい欲” の高まりを感じました。

そしてその後 cowcamo の担当の方とファミレスで打ち合わせをして、家を購入するべく他の物件もいくつか見てみることに。
「家を買うのは10年後」なんて思っていた私としては完全に予想外の出来事でしたが、cowcamo の方に誘導されつつ着々と物事が進んでいくのを感じました。

物件探しで重視していたポイントは

* 広さは40平米くらい
* 内装が好み or 少し手を入れれば自分の好みになりそう
* 会社までドア to ドアで30分で行けるエリア
* お店がいっぱいあるなど、街自体が便利で楽しいところ
* 月々の返済額が、当時住んでいた賃貸アパートの家賃にプラス2万円くらいに収まる

という感じでした。

築年数や耐震についてはあんまり重視せず、とにかく自分の資金でいちばんお気に入りの家を買いたい!という気持ちを強く持っていました。そりゃ築浅物件のほうが良いに越したことはないですが、私の財力ではとてもとても手が届かない代物ですからね…
あと古いマンションがもつ「味」がすごく好きだったというのもあり、築古物件に住むことへの抵抗はあまり持っていなかったかもしれません。

そして当初はフルリノベーションや部分的に手を加えることも検討しながら内見していました。内装についていろいろ妄想していたのですが、費用や工事期間を考えると自分の手持ちのお金では心許ないなと思い。リノベ済み物件だったら契約したその日から住めますからね。いつか億万長者になったらフルリノベしよう…という野望を心に秘め、今回はリノベーション実施を見送ることにしました。

そんなこんなでいろいろな物件を見つつ、いちばん最初に内見した「ちょうどいい」物件を購入することに決めました。

この家を買います!と宣言したあとは、ローンの仮審査 -> 不動産契約 -> ローンの本審査 -> ローン契約 -> 引き渡し(鍵の受け取り) -> 引っ越し という感じで進んでいきました。この間約2ヶ月、いっぱいハンコを押したり、いろいろな書類を取りに行ったりと忙しい日々を過ごしました。

とくに心配だったのがローン審査ですね。
なにを隠そう、ローンの仮審査に申し込んだ当時、私の勤続年数は約半年!こんな短い勤続年数でローンなんか通るわけ無いじゃん!?と思いつつも、一度「このおうちに住みたい!」と夢見てしまったがゆえ、ローンが通らなかったらこの狭い賃貸アパートでこれからも過ごさなきゃいけないのか…と半分鬱に入るような心境になり。無事ローン審査が通ったときはめちゃくちゃ安心しました( cowcamo さんありがとう🙏)

無事ローン審査が通ったあとも引っ越しやハウスクリーニングの手配、新しい家具の購入など、しばらく忙しい日々が続きました。引っ越しが完了してからも、洗濯機が取り付けられず一週間コインランドリー生活を送ったり、家具がなにもなくて床でご飯を食べたり、いろいろありましたが 2021年の2月からいまのおうちに住みはじめました。

こうして振り返ってみると、おうちを買うの、やっぱりすごく大変でした!でも住んでみると「このおうち、めちゃくちゃいいな…」と思う瞬間が数え切れないくらいあります。

なにがいいかってやっぱり「自分の家」だということ。なんともいえない安心感がある。

そして賃貸のときに我慢していた憧れの家具たち、せっかく広い家に引っ越したのだから、とここぞとばかりに買ってしまいました。賃貸のときは間に合せで買った無印や IKEA の家具でなんとなく生活していたのですが(無印や IKEA が悪いわけではなく、適当に家具を買った私が悪い)せっかく自分で買ったおうちなのだからと、ひとつひとつ吟味しながら少しずつ揃えていっています。

いちばんのお気に入りは、泣く子も黙る TRUCK FURNITURE の FK SOFA ですかね。でもデンマークヴィンテージの TV ボードも、アンティークの家具屋さんで探したアーコールチェアも、古道具をリメイクしたというリビングの照明も、一点物のキリムのクッションカバーも、全部全部お気に入り。
おうちにいて目に入るものすべてが自分の好きなものである、これってものすごく贅沢で、満足度の高いアクティビティなのではないかと思っています。

あとはいろいろ厳選した上でおうちを買っただけあって、マンション自体も周辺環境も気に入っています。近所には赤提灯の焼き鳥屋さんからオシャレなワインバーまで様々なお店があるし、激安スーパーもあるし、服屋さんも雑貨屋さんも本屋さんもあるし、遊ぶのも生活するのも、だいたいのことがこの街でできるというのが嬉しいですね。

自分はもともと途轍もないインドア派であり、かつコロナ禍になってからは自宅に引きこもりがちの生活になっていたので、このタイミングで自分のおうちを買えたのは心身への影響を考えるととても良かったなと思います。自分の好きな空間で生活するってことだけでこんなに心が潤うんだ…と感じる日々です。

ということで

とても大きなお買い物でしたが、こうしておうちを買ってみて良かったな、というのがいまの気持ちです。

人生でいろいろな岐路があったけど、頑張って働いて、好きなおうちを自分のお金で買えて本当によかった!
これからもローンを返しつつ、より自分の好きなおうちにするべく頑張って働きたいと思います。やるぞ!!!!!!!

カンムで働くことに興味を持った方はこちらまで。

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