「ビットコイン(Wikipedia)」
この記事の内容はおおむね正しそうだ。ビットコインの価値は高まり、金の取引市場のような一大市場に成長するように感じられる。
だからといって、金の価値が下がるのか、はたまた中央集権的な貨幣制度(=現在の貨幣制度)が縮小するのはどうかは分からない。
しかし、確実にP2Pのビットコインは既存の金/貨幣制度とは異なる大きな価値を持つ。
なぜか?
それには3つの理由がある。
- 流通量が管理・保証されており、個人が勝手に流通量を増やせないから(=価値を既存しないということ)
- どの場所でも一定価値のもと換金可能だから
- 貨幣としての物理的実態がないので時間的制約も場所的制約も全く受けないから
つまり、貨幣以上にポータブルでありながら、その価値が金と同様世界的に担保されており、あたかも電子マネーのように個人が簡単に扱えるという超ハイブリッドな特徴を有しているからである。
これが既存の金という市場にゲームチェンジを起こす可能性を秘めている理由である。
ネガティブな側面は多様にあるものの、決済がグローバル&デジタルになりつつある今、それに即した新たな価値交換制度としてデファクトスタンダードになる可能性を秘めている。