世界一周旅行記:トルコ編
アジアとヨーロッパの境界都市 イスタンブール
インドを経て、トルコはイスタンブールへとやってきました。日本を出発して西へ西へと進んできて、ついにアジアの西端です。
イスタンブールは、アジアとヨーロッパの架け橋と呼ばれるように、まさにアジアとヨーロッパの境界にある街です。ボスポラス海峡を挟んで、街はヨーロッパ側とアジア側に分かれています。空港や、アヤソフィアなどの観光名所が多くあるのはヨーロッパ側です。
イスタンブールの街に出て真っ先に思ったことは、なんて美しい街並みなんだ!ということです。
雰囲気の良いヨーロッパ風の家々、モダンな路面電車、ゴミひとつない道路。トルコという国自体はヨーロッパではないのですが、実質的には、もうアジアではではなくヨーロッパですね。
街の美しさに感動したのは、街が汚いことで有名なインドから来たというギャップも大きかったのかもしれません。ただ、それを差し引いても、イスタンブールの街並みは非常に綺麗でした。
道路が静かなことにも感動しました。東南アジアやインドでは、とにかく車が絶えずクラクションを鳴らしていて、本当にうるさいんですよ。都市の成熟度は、その土地の道路を見ればわかる気がしました。
観光の中心であるスルタンアフメットの駅を降りると、アヤソフィアとブルーモスクが対峙する格好でそびえ立っています。これが想像以上に素晴らしい。
泊まった宿の屋上からはアヤソフィアが一望できました。宿の人もいい人で、バックパッカー向けですがオススメです。Cheers Hostel というところ。宿の番犬がカワイイ。
ただ、物価もヨーロッパ並になっていて、ドミトリーでも25ユーロ(3,000円ほど)します。500円〜1000円で泊まれた東南アジアやインドからやってくると、なかなか財布に厳しくなってきました。
五時くらいになると、アヤソフィアとブルーモスクから、コーランと思しき歌が大音量で流れてきます。
見た目はヨーロッパのような街ですが、イスラム圏であることを思い出させられます。アヤソフィアとブルーモスクから交互に流れてくるのが面白いです。
翌日はボスポラス海峡をフェリーに乗ってアジア側へ。あぁ、今アジアとヨーロッパを股にかけているのだなぁと感慨深くなります。
イスタンブールの街はすごく綺麗で、ケバブも美味しいし、とても気に入ったのですが、唯一の難点は詐欺師が非常に多いことです。
大げさな話ではなく、イスタンブールの街は詐欺師で溢れかえっています。「これから一緒に飲みに行こう」「写真とってくれますか」「100ドルは日本円でいくらですか」のように観光地で声をかけてくる人間は、ほぼ確実に詐欺師です。
知り合いで実際に引っかかってしまった人もいるので、これからイスタンブールに旅行に行く人は気をつけてくださいね。
トルコでは、気球ツアーで有名なカッパドキアや、石灰棚で有名なパムッカレにも行こうかなと最初思っていたのですが、カッパドキアの気球ツアーは結構な値段するし、パムッカレも最近は水がなくなっていて残念だという話を聞いたので、今回は止めておくことに。
トルコはまたいつか来たいなと思っています。