岩波少年文庫版『ジャングル・ブック』が素晴らしい


『ジャングル・ブック』といえばディズニーのアニメ(1967年)なのだがもちろん原作があるわけで、果たして子供の頃読んだかどうだかさっぱり覚えていないのだが、この度岩波書店より岩波少年文庫版の『ジャングルブック』が刊行されました。

書影が非常に良いのですよ、この筆致まさか、と思ったら五十嵐大介でした。素晴らしい!

表1全体に展開される生き生きとしたジャングルの光景、その中央を翔ぶモウグリの脈動感あふれる素晴らしい躰と、彼を囲む動物たち。いま『ジャングル・ブック』を描かせるなら五十嵐大介を除いて他にいないだろう、と断言したくなる説得力のあるカバー画です。

本文各章の扉絵も彼の手によるもので、マンガの絵よりもデフォルメは抑制され、かっちりと森の姿が描きだされています。

もうこの、カバーと扉絵だけで購入してもいいんじゃないかと思うわけですよ。これは電子書籍でなくて、紙の書籍で手に入れてじっくり装丁を楽しみたい一冊ですよ。