にっ記20

不定形なものを安定させること。身の回りが片付いた。かたちあるものを正すことは比較的容易で、完了がわかる。かたちなく終わりのしるしがないものを確かなものにするにはどうしたらいいのだろう。右に左に、浮いて沈んでいくナマモノは、言葉にすれど言葉で全て表せるものではない。わたしたちの象徴界が言葉で出来ているならば、ナマモノはすべてコードで表されているはずなのに。わたしのなかの変色した臓器は喉を通って繕った音を出し、整理を容易にするかと思えば、音と中身の乖離に悩まされる。定型をもたないものを言葉に収めることができない。

単純な言葉で欲求を語ることができなくなるたびに、またひとつ言葉が気持ちから離れていく気がする。つられて気持ちも心から離れていくような気がする。


だから馬鹿みたいに喋るのよ。

どんな修辞だって

それを示すには無力でしょう。

簡単なことばだけを信じていて、

そう願うだけ。

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.