人が一人の人間を愛し愛し合う理由は愛ではなく、性感染症を避ける為の本能

一人の人間を愛し、愛される理由は「真実の愛」ではない??

科学誌・Nature Communicationsに掲載された研究論文によると、人が一人の人間を愛し、愛し合う行為は「細菌」への対抗手段である可能性が高いという。

人類が一夫多妻制から一夫一婦制に移行した理由とは

カナダ人とドイツ人の合同研究チームは、先史時代の「狩猟採集民の人口動態」と「性感染症」に関する数理モデルを使い、調査を実施。

その研究の結果、30人ほどの小集団の中では性感染症の流行の拡大はなく、流行期間は短い傾向になることを示した。

研究者は、農耕を行うことが定着し、狩猟採集民が定住するようになった後、集団生活を始めた人々の中で「性感染症」が広まった可能性を考察する。

つまり、性感染症がまん延し、個人・集団の生殖能力と繁殖率に悪影響を及ぼす恐れがあり、人口の減少により、人類は性行動の見直しを余儀なくされたというメカニズムだ。

人間が一人を愛し・愛され続ける理由は「真実の愛」でなく「細菌への対抗手段」

これら結果の末、現代に至るまでの社会的道徳観が形成されることになったのかもしれない。人は性感染症を引き起こす「細菌」の蔓延を抑えるために、同じ相手と人生の一生を過ごすという答えを導き出したというものだ。

これまで、一夫一婦制化した人類の進化は謎とされてきていたが、Natureにて掲載された今回の研究論文には次のように語られている。

「過去、大規模な居住集団(集団生活)の出現を発端として、大規模な人間社会が一夫多妻制から、強制的な一夫一婦制に移行した可能性がある。」

一夫一婦制は現代の人間を含め、多くの動物にとって自然な行為となっている。今回の研究結果から過去、人類が一夫多妻制の乱婚をやめ、一夫一妻制化したのは「真実の愛」ではなく、性感染症の細菌に対抗するための手段だった可能性が高まったと言える。

情報出典元:Nature Communications


Originally published at web-at.jp.

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