インプット過多による悪影響とアウトプットの重要性について

Facebookで知り合いの近況を確認して、Twitterでフォローしている人の最新情報を入手して、Feedlyでブログの新しい記事を読んで、ポッドキャストを聞きながらメールやSMSを確認して、YouTubeやVimeoで面白い動画を見て、と人は毎日たくさんの情報を吸収しています。

そんなルーティーンの中で皮肉にも最近みつけたのが、インプット過多の危険性について書いてあった”Why Excessive Consumption Limits your Creativity”という記事。

Why Excessive Consumption Limits your Creativity — Life Learning

When a creative artist is fatigued it is often from too much inflow, not too much outflow” — Julia Cameron

Julia Cameronの「クリエイティブなアーティストが疲れを感じるのは、アウトプット過多よりもインプット過多のせいであることの方が多い」という引用ではじまるこちらの記事。

情報過多が選択過多に繋がり注意力を散漫にする

  • Every time you click on, read, or comment on an article you make a decision
  • Every time you like, reply to or write a Facebook status update you make a decision
  • Every time you read, reply to or write an email you make a decision
  • Every time you browse and buy something online you make a decision
  • Every time you scroll through the queue on Netflix you make a decision

(”Why Excessive Consumption Limits your Creativity”より抜粋)

上記のように、オンラインだろうがオフラインだろうが、何らかの行動を起こすときには脳の中である判断がなされています。

人間は一日で300ものを判断をすると言われていますが、それに加えてオンライン上ではさらに毎秒多くの判断に迫られます。

そうすると、ひとつひとつの判断にかける力は少なくなっていき、重要な場で自分がもつ判断力を発揮できなくなってしまいます。Facebookのマーク・ザッカーバーグが、判断の数を減らすために毎日同じような格好をしているというのは有名な話ですが、それくらい意識しないと、いつのまにか大事なエネルギーを、どうでもいいことに使ってしまっているんです。

そして、特にパソコンや携帯電話などのデバイス上で入手する情報をもとに行われる判断は、時間をかけずに次々と行われるため、注意力も散漫になってしまいます。

ブログを書こうとしたら、メールアラートが表示されてメールを確認し、メールを読み終わる前に、前見ようとしていたテレビシリーズがNetflixにあるのを思い出して、1話を見始めたらその途中に携帯でTwitterを確認しだして、と自分の興味をひくものが全てひとつかふたつのデバイス上に表示できてしまうことで、ひとつひとつの情報に集中するということが難しくなっています。

そのような判断の時間軸と注意力に慣れてしまうと、人生を左右するような決断に迫られたときに、時間をかけてあらゆる可能性を考えて判断をしていくということが急にできるかというと、それは難しいでしょう。

アウトプットの重要性

インプットの量を減らすというのは、この記事でも述べられていますし、ひとつ大切なことだと思います。それと同じくらい大事なのが、アウトプットとインプットのバランスをとるということ。

僕はこれまで幾度と無く、ブログや日記を書くことを試みてきましたが、1週間続けば良い方でした。インプットの方が楽だし、新しい情報に触れられて楽しいと感じていたからです。

しかし、アウトプットを伴わないと、せっかく吸収した情報は砂のようにこぼれ落ちていってしまって定着しません。あれだけ読んだ本も、あれだけたくさん見た映画もぼやっととしか内容を覚えていないんです。(記憶力の悪さもあると思いますが…)

そして、内容をちゃんと覚えているものというのは、人にその内容を話していたり、メモを残していたり、それこそブログに書いたことがあるものでした。

また、アウトプットすると、ただインプットしたものが定着するだけでなく、人からの反応を得ることができるので、自分の解釈でしか理解出来ていなかった物事に、他人の視点がプラスされます。それが、新たな思考の出発点となって、インプットをより豊かなものにしていきます。

you should treat the information you consume like the food you eat. And if you over-ate the way you over-consume you wouldn’t be alive very long.

(”Why Excessive Consumption Limits your Creativity”より抜粋)

食べ過ぎたら、食べる量を減らすのもひとつの手ですが、何より動けばいいんです。そうすれば、またいっぱい吸収できるんじゃないでしょうか。


Originally published at Nail Your Inner Game.