Airbnbさえもう古い?Roamの「コーリビング」サービスで世界中に旅しながら住む

コーワーキングスペースが先進国・途上国問わず増えてきました。そしてAirbnbが国によっては問題を抱えながらも拡大したおかげで、ホテル以外の選択肢も増えました。
僕もAirbnbを利用したことが何度かあり、快適だし街中に安く滞在できるので満足していたのですが、言っても自分の家ではないし、「ゲスト感」が払拭できませんでした。
そんな中最近登場したのがコーリビング(co-living)という概念。
コーリビングとは
基本的にはシェアハウスやシェアアパートとほぼ同義で、光熱費などの費用やリビングなどの共有スペースをシェアしつつ、自分のスペースもあるような環境に住むというもの。
後ほど紹介するRoamのウェブサイトでは以下のように定義されています。
Co-living is a new way of describing a very old way of living, a home where people share major expenses and living spaces in order to enjoy a better quality of life than they would otherwise living on their own.
(概要訳)コーリビングとは、ずっと昔の住居のあり方を表す新たな呼び名です。固定費や居住スペースを何人かでシェアすることで、一人暮らしをするよりも質の高い生活を送ることを目的としています。
日本に居たときに友人とアパートをシェアしていたので、確かにその良さは分かるのですが今さらコーリビングとか流行りっぽい言葉を使われても…という感じでした。
しかしそのイメージはRoamを知ることで覆されました。
Roamのサービス

Roamのウェブサイト
Roamは前述のようなコーリビングスペースを運営している企業です。
ここの何がすごいかというと、Roam(放浪する)という名の通り、国をまたいでコーリビングスペースを運営しているところ。かつ料金形態はこれまた流行りのサブスクリプション式。つまり、一定額をRoamに支払えば、彼らが運営する世界中のコーリビングスペースに好きなだけ住むことができるんです。
気になる料金は週額500ドルか月額1800ドル。料金にはシャワートイレ・家具付きのプライベートルームと公共料金(Wifi含)、さらに共有エリアの使用権が含まれていて、共有エリアにはキッチンやコーワーキングスペース、洗濯機などが設置されています。中にはプールやメディアルーム、イベントスペースまでついた物件も!
このバリの物件なんか吹き抜け部分にプールがあってめちゃくちゃ気持ちよさそうです。かつ、この建物は専用パティオまでそれぞれの部屋についてます。正直バリという場所を考えると月額1800ドルでも高いなという印象は否めませんが、そこにずっと住むわけではない(し他のアパートもある)ということを考えるとまぁまぁそんなもんかなという印象。
ちなみに料金は部屋毎で、二人まではシェアが許されています。

Roamのウェブサイトより
現在実際に利用できるスペースは、インドネシアのバリ島の他、アメリカのマイアミとスペインのマドリッドにあります。現在アルゼンチンのブエノスアイレスとイギリスのロンドンにも新たなスペースを建設中とのことで、物価の安い地域だけということでもないようです。
コーリビングの可能性と欠点
こんなところに住もうというくらいなんで、きっと色んな意味で面白い人が多いんだろなーというのが第一印象でした。
コーワーキングスペースもあるので、基本的にはいわゆるノマドの方々が住むことになるんだと思いますが、たまたまそこで居合わせた人同士で新たなサービスを立ち上げようという動きが生まれるのも簡単に想像できます。
そして何より世界各地で1ヶ月以上の長期滞在も簡単に(そして気を使わず)できてしまうということがポイントです。旅行の合間にちょろっと仕事をするというのではなく、そこに「住む」わけですから、現地の生活に馴染みながら仕事を行うことになります。これこそ僕がAirbnbを利用していて感じた「ゲスト感」を払拭することができるきっかけになるかもしれません。
ただもちろん不安な点もいくつかあります。まずは現在自分が住んでいる家をどうするか。これはサブレットに出したり、Airbnbの宿泊先として開放するというオプションがありえますが、もしも、持ち物を全部捨てられないから今の家は倉庫兼最終的に帰る場所にするという選択をした場合、家賃が2倍以上になります。
また、一緒に住む人は完全に運なので、いいヤツも入れば腹が立つヤツや共有エリアを汚すだらしないヤツもいることでしょう。折角高い航空券を買ってブエノスアイレスで生活!と息巻いていたのに、滞在二日目にして元の家に帰りたいなんて事になったら目もあてられません。まぁその辺は自分の部屋があるので、これまでシェアハウスや大学の寮に住んだことがある人であれば大丈夫でしょう。
その他にも長期滞在する場合のVISAの問題や保険や年金をどうするんだという細かな問題もたくさん考えられますが、個人的にはここまでかっこ良く・綺麗でなくていいからもっと値段を下げてくれれば(例えば月額1000ドルとか)、是非使ってみたいです。
「旅をするように生きる」が本当にできる世の中に段々なってきました。
Originally published at Nail Your Inner Game.