蓮舫さんの二重国籍の件から学ぶ、第442連隊戦闘団の苦悩

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蓮舫さんが二重国籍の状態で日本の政治に関わっていたのは記憶に新しい事実であるが、これがなぜ問題視されるのだろうか。日本の政治に関わる場合に、日本以外の国籍を持つことはいけないことなのか。これらに関して、第442連隊戦闘団を例として書く。

そもそも国籍とは何か。国籍とは、自分がその国に属するという証明であり、それを持ってしてその国における国民となる。日本に住んでいる方であれば、日本の国民であることが当たり前であり、そんな事実を考えることもないまま一生を終える方も多いであろう。これは、日本における人口の内、日本の国籍を持った人の占める割合が大きいからである。島国だからだったり、理由は色々あると思うが、日本では見かける人の多くが日本の国籍を持った日本の国民である。

例えば六本木に行くと、外国人をよく見かける。彼ら/彼女らは日本の国民であろうか?そうかもしれないし、そうでないかもしれない。”あの外国人は見た目が白人だ。だから日本の国民ではないだろう”。これは必ずしも正しいとは限らない。なぜなら、国籍と言うものは、生まれによって得る場合と、生まれた後に自らの意思で得る場合の二種類がある。仮にその外国人が日本で生まれていなくても、日本に来た後に日本の国籍を取得したかもしれない。その場合は、当然その外国人は日本の国籍を持っているために日本の国民である。予想外かもしれないが、日本の国民の定義は、日本の国籍を持っている人のことである。つまり、見た目だけでは、その人がどこの国の国民か判断するのは難しい。

日本の国民であると、何があるのか。日本の憲法が適応される対象になったり色々あるが、一番大きいのは、日本が他国に攻められた場合に日本の守るのが日本の国民だ。なぜか。基本的には、自分の国を守ってくれるのは、その国の国民のみある。自分の家に誰かが入ってきたとして、それが嫌な場合どうするか。自分で出ていくように催促するか、警察を呼ぶかだ。前者の方法で解決すれば良いが、そうでなければ後者を選ぶことになる。しかし、後者は警察が自分の味方であるという前提がある選択肢である。仮に警察が自分の家に入ろうとしているその人の味方であった場合にはどうするか。警察には頼れないのである。つまり、自分の家を守る本当の最終的な手段は、自分で守ることである。国も同様である。日本が他国に攻められた場合、米国を呼ぶこともできる。米国が守ってくれれば問題ないが、仮に守ってくれない場合があったら、自分で守るしかないのだ。それができるのが、日本の国民である。

蓮舫さんは、日本の国籍を持っていた。つまり、日本の国民である。ただ、日本以外の国籍も持っていた。つまり、日本以外の国民である。勘違いしてはいけないのは、これは彼女が日本の国民ではない、という意味ではない。日本の国民であり、尚且つ日本以外の国民でもあった、ということである。これは問題なのだろうか?

先程、日本が他国に攻められた場合に、日本を守れるのが日本の国民であると書いた。つまり、蓮舫さんは日本を日本の国民として守れるのである。しかし、彼女は同時に日本以外の国民でもあった。例えば、その日本を攻めた国が、彼女が国籍を持っていた日本以外の国であった場合、彼女は日本の国民として日本を守るのだろうか。それとも、日本以外の国民として、日本を攻めるのだろうか。これこそが、彼女が二重国籍であったことの最大の問題点である。日本の政治に関わっていながら、日本を攻める、もしくは日本を守らない可能性があったのだ。

これは、国防においてとんでもなく大きな問題である。例えば、彼女は日本の国民として、日本の予算の仕分けをした。日本のスパコンの予算に関して、”1位のところだけを企業は利用したいのか、2位になってもうちょっと安価でわかりやすく応用したものを使うということはできないか”、と発言したのは有名は話である。スパコンは、近年のcyber warにおいても重要な資産であるが、例えば彼女が、彼女の持っていた日本以外の国のために、日本におけるスパコンの発展を妨げたかったとしたらどうだろうか。日本の国民として日本の政治に関わっているにも関わらず、日本以外の国の利益のために日本で政治をしていることになる。例えば、日本におけるスパコンの発展を妨げたかった理由が、彼女の日本以外の国が日本を攻めるための準備をするためだったらどうだろうか。仮にもしそうなら、それを日本にとって良いことだと思う人は少ないだろう。なにより、外患罪という犯罪である。日本を他国から意図的に攻めやすくさせるのだから、日本が法律を持ってしてそれを防ぎたいがためにそういった法律があるのは納得であろう。

しかし、彼女は、”今日まで日本人であることを誇りに思って、わが国を愛している”、と言っている。それは信じられるのだろうか?また、蓮舫さんが日本の国民にそれを信じて欲しい場合、どういう方法があるのだろうか?実は、この様な問題は、過去にもあったのである。米軍の第442連隊戦闘団である。

第二次世界大戦の前から、ハワイには日本の国民の移民が沢山住んでいた。日本から日本の国民としてハワイに移住した人は、当然ハワイにおいても日本の国民である。その後、米国の国籍を取得すれば、米国の国民になる訳だが、そうでなくても、それらの人がハワイで産んだ子どもには、米国の国籍を取得する権利が与えられる。米国では、物理的に米国で生まれた人に対して、米国の国籍を取得する権利を与えている。これが、たまに子どもを生むために米国に行く人がいる理由であるが、それはまた今度。つまり、ハワイには、日本から移住した日本の国民と、米国で生まれたが故に米国の国民である、いわゆる日系アメリカ人がいた。

日本がパールハーバーを攻撃し、それを期に米国が第二次世界大戦に参戦することを決めた (彼ら曰くだが、これもまた別の機会に) 。ご存知の通り、日本にとって米国は敵国となった。当然、米国にとっても日本が敵国となった。しかし、ハワイには日本からの移民がいた。当然、米国の人にとっては、敵国の国民が自分の国に居るのは嫌である。怖いのもあるだろうし、パールハーバーを攻撃されてムカつくから嫌なのも大きいだろう。ただ、先程書いたとおり、その日本からの移民の中には、日本の国民もいるが、米国で生まれたが故の米国の国籍を持った日系アメリカ人もいるのだ。自分の国を守れるのは自分の国の国民であるから、日本の国民は米国を守るかどうかは分からない。しかし、日系アメリカ人は米国の国民であり、米国を守れるのである。問題は、他の米国の国民がそれを信用するかどうかだ。蓮舫さんの場合同様に、その日系アメリカ人が本当に米国を守るのだろうか。米国の人は、信用しなかった。

米国にいた日本の国民と日系アメリカ人は、強制的に隔離され、キャンプに収容されたのである。同様に米国の敵国であったドイツの国民やドイツ系アメリカ人、イタリアの国民やイタリア系アメリカ人は強制的に収容などされていない。日本の国民と日系アメリカ人だけ、強制的に隔離されたのである (後に米国政府はこれが差別であり、するべきことではなかったことを認めている) 。

ただ、収容された日系アメリカ人の中に、米国の軍隊に入ることを志願した人たちがいた。後に第442連隊戦闘団と呼ばれた部隊が顕著な例であるが、彼ら/彼女らは、日本の国民である親を持った子どもである。それが、日本を敵国として戦争をしている米国の軍隊に入るというのだ。どういうことなのだろう。

上記の様な、実際に第442連隊戦闘団として米国として戦った方のインタビューを見るのが一番良いが、理由は様々である。キャンプにおいて、米軍から米軍に入るように相当な圧力がかけられていたこともその一つであるが、一番は、自分たちは米国の国民であり、米国の国民として米国を守ることができることを証明することで、米国の国民に自分たちが米国のために生きているのだと認めてもらうためである。

当時のハワイの日系アメリカ人にとっては相当な葛藤であろう。仮にも自分の親の母国を敵国とする米国の軍に入るのである。もしかすると、日本を攻撃する部隊に配属されるかもしれない。そうなると、日本の国民を殺すことになるかもしれない。ただ、同時に、自分は米国で生まれ、米国の国民として生きているのに、他の米国の国民は自分を米国の国民として認めず、キャンプに隔離までするのである。

最終的には、彼ら/彼女らは米軍に入ることを志願した。そして優秀な成績を収め、その功績によってハワイでは当然、他の州でも米国の国民から信用を得た。

蓮舫さんも、第442連隊戦闘団に志願した日系アメリカ人と同様の葛藤があるだろう。第442連隊戦闘団に志願した日系アメリカ人が、本当に米国を愛していると証明するために米国の軍隊に志願し、例え自分の親の母国と戦うことになろうとも、米国のため米軍として戦って米国の国民から信用を得たように、蓮舫さんにも、是非自衛隊に志願していただき、例え蓮舫さんのご両親やご自身の母国と戦うことになろうとも、日本のために日本の国民として日本を守ることで、日本の国民から信用を得ていただきたいものである。

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