Ikami Ao
Ikami Ao
Aug 9, 2017 · 1 min read

「たいした話じゃない」

目の前にくしゃくしゃになったシーツがある。ふつうわれわれはシーツというものは平たい形を基準にして存在するものだと思っているからシーツを延ばしたくなる。けれどもそれはシーツを理解するための数式の一つに過ぎない、例えば「隅を持って重力に逆らわず垂らした姿」というものがシーツのかたちであっても良いはずだ。平たいシーツには「たたむ」「筒状に丸める」「裁断する」などの形態操作が連想される。しかし垂らしたシーツには「両端をしばる」ことの方がたたむより連想されやすいかもしれない。

ここにくしゃくしゃになったシーツがある。平たくもなければ、垂らされてもいない。外形は平たいシーツに近いけれど、シワのよりかたは垂らしたシーツに近い。さて、わたしはどちらの基準に従ってシーツの形を変えることにしようか?

    Ikami Ao

    Written by

    Ikami Ao

    横国建築EP3年