How to survive digital transformation at retail. #AWSSummit2018 Panel discussion.
〜 流通業のデジタル変革にどう取り組むか AWS Summit 2018 パネルディスカッション 〜
Amazon Web Services のアニュアルカンファレンス「AWS Summit 2018 Tokyo」に参加しました。その中から、ライブで実況Tweetしていたセッションの模様をお送りします。
Day 1 のトリ的なセッションです。開始時にはモニターが表示されないというトラブルもあり、10分以上押してスタート。
テーマは「流通業のデジタル変革にどう取り組むか」本ブログのタイトルは、セッションを通して拝見して、流通業は小売、デジタル変革はデジタルトランスフォーメーションの文脈と感じたので、つけました。パネルの皆さんをご紹介します。
ハンズラボ長谷川さん(以下、長谷川さん)のモデレートで各パネリストの方が事業や人となりを簡単にご紹介してスタート。嘉穂無線ホールディングスの柳瀬さん(以下、柳瀬さん)の自己紹介で、ご自身でセルフサービスBI Tableau(タブロー) を使い、マラソン活動を可視化しているお話しは、自分も触ったことがあるので、親近感を感じました。
自分のチャレンジについては、こちらのブログにまとめてあるのでご興味があればご覧ください。
パネル1問目の問い掛けと、印象に残った回答と併せてご紹介します。各社のバラエティに富んだ取り組みが披露される流れです。
各パネリストの方がそれぞれお話しされたので一見繋がりがないようですが、オープン、サブスクリプション、データドリブンとクラウドが齎した大きな波を象徴するようなキーワードが並んだと感じました。
Q1が終わって、スタート時間が押したこともあり、こんな状況に…。
Q2に突入し一気に捲る方向に長谷川さんが力強くファシリテート。ある意味対局だなと感じた回答をそれぞれご紹介します。
サーバレスの登場など、クラウドはユースケースに応じて柔軟に設計しビジネスニーズとコストを最適化しやすく進化してきました。一方で細分化される要件に併せた進化が端的には理解もしくはイメージしにく状況を作っているのではないか?そんな問い掛けが投げ掛けられたと感じます。
いわゆるソリューションアーキテクトとビジネスリーダーの間を取持ち、エンジニアサイドとビジネスサイドのプロトコル(コミュニケーションを正しく行うためのルールとしての言語)を適切に変換して、連携を深められるスキルがより重要になるのかも知れません。
Q3です。こちらはもう終了時間になっている状態で一気に流す展開でした。長谷川さんがシアトルの Amazon GO に訪問された際の動画や中国の小売の体験などを早回しでご説明。
パネルの皆さんの反応としては、一様に「学ぶべきは学ぶ」スタンスで、エンジニア業界でいう”TTP”=徹底的にパクる、でどんどん自社の変革を進めたいマインドでした。
クラウドに早くから取り組み、アーリーアダプターやアーリーマジョリティのパネラーの皆さんらしい考え方とも感じました。
そして、最後の質問です。今後の取り組みについてパネラーさんの思いを伺います。非常に象徴的で興味深い回答になりました。
皆さんがお話しされたことのベースにあったのは「サービスとしての”デザイン”の話し」だと感じます。長谷川さんの視察もそうですが、顧客体験やユーザー体験を通して、どんな意味や意義があり、自分たちのビジネスにどのような影響があるのか、ひいてはお客様にとってどんな体験をしていただくのか、そんな一貫した視点がベースにあったと感じました。
では、最後に次のブレークアウトセッションまで数分と迫った中で、最後のファシリテートを勤め切られた長谷川さんの言葉で締めたいと思います。
サミットは明後日06/01(金)まで開催しています。ほぼ通して会場におりますので、現地でお会いしましょう。