初めに(読まなくてもいい)
10か月ぶりくらいの更新です.この記事は広島大学ITアドベントカレンダーの8日目です.カレンダーが埋まらないとき用にストックしていた記事のpart1です.
なぜそれをここで出したかについては聞かないでください.
このシリーズ?では環境構築を楽にするために得られた知見について軽くまとめていきます.
身の回りで嫌われがち?なWindows環境ですが自分は次のような理由でWindowsをメイン環境に使っています.
- 開発以外の普段使いにおいても快適に使えること
- Windowsのみで動作する専用ソフトを使うこと
- パフォーマンスを要求する作業の多くが上の専用ソフトを利用すること
そんな感じでノートPC環境,デスクトップPC環境の両方でWindowsを母艦にしています.母艦と呼んでいるのは別途開発環境をWSLとHyper-V上にのせているためです.
今回はその環境の構築にChocolateyを利用します.ChocolateyはWindows向けのパッケージマネージャです.パッケージマネージャと聞くとツールなどのダウンロードだけをサポートするように感じますがhomebrew-caskのようにChromeなどのGUIアプリケーションのインストールに対応しています.
TL; DR
PowerShellChocolateyで環境構築を行う.
準備
- Powershellを実行できる環境の用意
- Chocolateyの導入
初めにPowershellを実行できる環境を用意します.Windowsには初めからPowershellを動作させるにあたって必要なものが全てそろっているのですが管理者権限で実行が制限されています.管理者権限でPowershellを起動して次のように進めます.
(管理者権限でPowershellを開くにはwin+xを押してからaを押すと楽に起動できます)
次にChocolateyのインストールを行います.先と同じく管理者権限のPowershellで次のコマンドを入力します.(記事作成時点.詳しくは公式サイトを参照)
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
正しくインストールができていれば以下のようにバージョンが表示されます.
手順
必要なパッケージをインストールするコマンドを一つ一つ実行してもいいのですがChocolateyを使う以上,次回以降の環境構築を行いやすくするためにps1スクリプトを書いていきます.
今回は以下のようなスクリプトを用意してみました.僕が最低限いるなと思うものだけを書いてみたので,参考にしたりしなかったりしながら読み進めてください.
どんなパッケージがあるかは公式サイトで確認してください.
あとは管理者権限で起動したPowershellで実行するだけです.
補足
wgetを使うとgistに置いているファイルを手軽にダウンロードできるので便利です.
PS C:\Users\tak\Desktop> wget https://gist.githubusercontent.com/ttak0422/8b720c29c65f2ca14db335db9c67acbd/raw/c741b872494162974804c4c87bcdf6b2bafee1f7/init.ps1 -O init.ps1