世界が変わる、かもしれない日

英国の国民投票が本日8時から。残留か離脱か余談を許さないらしいので、そしてどっちに転んでも影響が予想も予測も出来ないので、というかまあどっちに転んでも影響の程度問題、尚且つ影響という以上まあポジティブではあるまいよ、というので、報道関係はカウントダウン状態というか戦戦兢兢が続いていた。

加盟国がそれぞれの国で国政でも地方ででも選挙をやる時に、「ブリュッセル」はEUのお役所仕事、官僚体質、しかもそれで高給食みやがって、というルサンチマンの矛先として名指しされる。「ブリュッセルは搾取してる」的な。住民としては、別にここの話をしてるんじゃない、所謂「Don't take this personal」なんだからさと頭では理解してるはずだが、うっせーバカ、という反射は、しちまったりする。

さらにフランダース地方も政府も、国内マターで同じ言い回しをするからな。まあ、ブリュッセルにも一つ政府がある、という此国特殊事情があるにしても、住民としては何か常にボロクソに言われている気もする。だから先日のテロの後にIk ben Brusselとか言ってんのは、住民だけでフランダースは違うくせによ、という斜に構え感が湧いても来たんだった。

欧州議会は本日オールナイトで開けてます、という通達を今週初頭に寄越したそうで、しかし開けててどうするんだろう。前回の欧州議会選挙の時も、まああれは当事者だからオールナイトなのは当然として、私は午前1時ぐらいに撤収させてもらったが、ボスは4時頃まで待ってもそれらしきコメントが出ず、しかも最後の方に残っていたのは日本の取材陣ばっかだったとか言っていたな。というか選挙経過報道ってほぼ常に徹夜になるんだけど、結果についての第一声をそのタイミングでライブで聞いて伝える、ということにどれだけの意味があるんだろう?現場に居ないと分からないことはある、というのは報道の人らは二言目には言うけども。

今般の案件はEUに後ろ足で砂引っ掛けて「あばよ!」って、ほんとにやるよ覚悟してんのな?という英国からの揺さぶりに、素直に掻き回されている印象も無くもなく。スコットランド独立の投票とどう違うか結局同じ文脈っぽいのか、世論調査よりブックメーカーというのは定理化するのか、実は離脱したらその後のここいらはどうなるのか、なーんだ意外にどうってことないじゃん、というので北欧あたりでも離脱機運が高まったりとか?またフランダース独立ですかね?って話が出たりとか?

「苟日新、日日新、又日新」なんだから、特別な今日、というのは実は毎日のはず、なんだけど、得てしてある出来事を境に、世界が違って見えてしまうというのはやっぱりある。

大震災の報に接した直後以降、テロが起こってからこっち、確かに世界は違って見えた。というのは思い出せる。

つまりどっちに転んでも、あれが分岐点、だと思ったんだよなあ、と後日思い出すことだけは確実ということかな。そんだけか?