グレーとブラックの間

引き際こそ、起業家の真価が問われる


ホテル業界におけるAirbnbや投資業界におけるKickstarterのように、業界の規制やルールのスキマに入り込む、グレーなビジネスは、草の根レベルの段階なら、大目に見てもらえる余地もあるけれども、事業規模や市場規模が大きくなれば、次第に規制・監視の対象になり、やがて「ブラック認定」されて事業継続できなくなるリスクが高い。

これを前提とすると、プロダクトやサービスはとにかく早めにマーケットに出し、ユーザの反応を見ながら完成形へと近づけつつ、あと付けで収益モデルをつくっていく。ある程度のユーザ数、事業規模になる前に、撤退を前提とした事業オペレーションにシフトさせる。つまり「個々の事業の寿命はますます短くなる」という割り切り、覚悟が必要かもしれない。

このようなタイプのビジネスにおいては、起業家は「はじめる」ことよりも「終わらせる」判断こそ、その真価が問われるポイントだと思う。

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