Jul 25, 2017 · 2 min read
フリークエント・ドリンカー(高頻度飲用者)・プログラム
サントリーは、日本の大手酒類メーカーで、サントリー・モルツというビールを製造販売している。1990年代の日本のビール市場において同社は、キリン、アサヒ、サッポロという大手ブランドと比べ、売上高やブランド認知率の面で遅れをとっていた。2000年になり、サントリーは、インターネットを使って当時としては非常に革新的な試みを行った。フリークエント・ドリンカー向けのウェブサイトを立ち上げたのだ。サントリーのビールは、酒類卸やバー、飲食店、スーパー等の小売店、自動販売機等を通じて、すべて間接的に消費者へと販売されている。そのため、メーカーとしては最終消費者の情報はほとんど持ち合わせていない。そのウェブサイトは、消費者がアクセスして容器に記載されているコードを入力し、ビールの消費量を報告すると、ポイントを得られるというキャンペーン・ウェブサイトであった。消費者は、獲得したポイントを使ってブランドのジャンパーや名前入りのビールの王冠、キャンプ用の椅子などと交換することができた。なんと素晴らしいマーケティングだろうか。キャンペーンのピーク時、このモルッのウェブサィトは30万人のユーザーに利用されていた。しかも、これらはすべて、サントリー・モルッの高頻度飲用者というサントリーにとっての優良顧客なのだ。さらに、このウェブサイトを通じたデータ収集によって、他のサントリー商品のダイレクト・マーケティングを行うことも可能となった。(データ・ドリブン・マーケティング)
