UXデザインについて考えるなら、ビジュアルデザインを考えてはいけない。

BN
2 min readMay 26, 2015

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昨日の白ヤギ勉強会にてシロクの石山さんの登壇を聞いて思ったことである。(下記の資料、非常に素晴らしいです。必見!)

UI/UXデザインという言葉が今、非常に飛び交っている。

その言葉に”デザイン”という言葉が入っているが、それは決して”ビジュアルをデザインする”ということではない。

デザインの意味は

日本語では「設計」にもあたり、「形態」や「意匠」と訳されてきたが、それだけに限らず、人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良いかたちで適えるための「計画」も意味する。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー(設計者)の手によって計画されるのである。デザインの対象は、衣服印刷物工業製品建築などにとどまらず、都市人生計画にもおよぶ。物や環境を人が自然な動きや状態で使えるように設計する工学、あるいは、人の物理的な形状や動作、生理的な反応や変化、心理的な感情の変化などを研究して、実際のデザインに活かす学問という意味において、人間工学と共通している。考慮すべき要因には、機能性、実現性、経済性、社会情勢など、目的を実現することに関わる全てが含まれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3 (wiki引用)

つまり、”設計・計画”すること。 見栄えだけを作る話じゃない。

日本人はデザインという言葉のみを抽出し、UI/UXデザイナーの行う仕事になぜかビジュアルデザインを追加してしまう(それもやるけども)

UI/UXデザインの本来の意味は、目論見や企画、アイデアやサービスを成功に導くために、ユーザーの体験を、そしてその企画をデザイン(設計)することなのだ(多分)

どんなに見た目が良くても、ユーザーのことをしっかり考えてデザイン(設計)していなければ、その企画は成功しない。

成功までのストーリーをデザインできる人になる。それがきっと、次の時代に求められるデザイナーなんだ(きっと)

おわり

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