3度目の冬
近頃Twitterで騒いでいる通り4月から新天地(場所はまだまだ未確定)で仕事だそうです。今もせっせと引っ越しの準備をしているのですが、転勤ってなんでこんなに無闇に心を削っていくんでしょうね?
ここで引っ越し時にしなければならない各種手続きの煩わしさに対する恨みつらみを書き連ねても、現にディスプレイのベゼルに貼られた付箋の数々は減らないのでやめておきます……(残9枚)
社会人になって3年が経ちました。
3年前、私が社会人になったその年度にはネーミングが与えられず、代わりに下の言葉が贈られました。
先ずは新入社員のみなさんに呼びかけます。昭和 48 年以来続けられてきた新入社員のネーミングですが、毎年春の入社の時期になると、自分は何型だった、と思い出す方が多いと聞きます。ですが、今年の新
入社員の方々には、何型というネーミングはありません。たとえネーミングはなくとも、この春を忘れる人はきっとないでしょう。
その記憶は、震災の発生以来、困難な状況の中で不眠不休で自分の職務に専念する数多くの職業人たちの姿とともにあります。私たちは、今年の新入社員のみなさんには、何型というネーミングではなく、有史以来最大級の災害に立ち向かう高い志とプライドをもった職業人たちの姿を、今後の職業生活の指針としてほしいと考えております。それは何型というネーミングよりはるかに雄弁です。
~「平成 23 年度・新入社員タイプ」の発表にかえて~
2011.6 職業のあり方研究会
奇しくも、採用先が被災地のすぐ近くであり、私の初仕事は震災対処支援活動でした。そこでまさに「危険を顧みず、身をもって責務の完遂」をしている人たちの姿を見ただけではなく、一緒に働くことができたことは間違いなく貴重な経験だったかと思います。この現場にいたことは他のどんな素晴らしい教育を受けることよりも、自らの職責を自覚させ、誇りをもって職務にあたる為になりました。
普段の私からは全くもって想像できないと自分も認めますが、私は自分の仕事に誇りをもっていますよ。ええ。
仕事に誇りを持つことも一生懸命になることも、それはそれで重要なことですけれど、人間常に気張っていてはいつかは倒れてしまいます。ですから、平時は健康で心に余裕をもって仕事をこなせなければ万が一の時に何も出来ないポンコツと化してしまうのです。
そうならないためにも、自分に3つのルールを課しています。
・適度に休憩する。
・自分の代わりはいるのだから気張らない。
・無理なものは無理と言う。
休憩のし過ぎは給料泥棒ですし、代わりがいるからって責任まで放棄してはいけません。代わってくれた人の負担になっているのだから、感謝しつつも、その仕事ぶりを自分にフィードバックして次に活かします。無理って言ったってしなければならないものはしなければいけませんが、周りにアピールしておけばそのうち手伝ってくれます。人は存外、他人に対して無関心です。出来ないことは溜め込まないで早い段階で白状した方が悪いようにはなりません。ムリムリ言いつつもいざやるときはサラッとやれる。それが格好いい仕事の仕方じゃないかなと。
そんなくだらないことを考えているうちに、3年が経ち、私は復興していく街並みに別れを告げて次なる仕事へと就きます。
しかし、どこに行こうともあの時見た、感じた、ものを大切にして、少しでも多くの人の平和のために働けたらと思います。
Email me when のもさくよ publishes or recommends stories