VJを始めるにあたっての諸情報2 / chaosgroove
・VJソフトの操作
曲の展開やリズムに合わせて素材を切り替えることが基本的な操作である。
動画素材とVJソフトが準備できたら、実際に表示をさせてみる。
大抵どのソフトにもあるプレビュー機能を使って、2つの動画素材を切り替えがどのように表示されるかを見てみるところから始めてみるのがよい。
前回挙げたKrakenでは2つの素材を中央にあるフェーダーを操作することで切り替えることができる。
AチャンネルからBチャンネルへゆっくりとフェーダーを動かすと、徐々に2つの素材が重なり合って表示されるはず。
このようにスムーズに表示の切り替えを行う場合はフェーダーを用いたり、スワイプ機能を用いることが多い。
音楽の拍子に合わせてテンポよく切り替える際にはこの限りでなく、フェードさせずに切り替えるカットインという方法を用いる。
・実践
クラブでVJを行う場合に、コンピュータに加えて必要となる機材が2つある。
一つはプロジェクターなどの表示機器で、もう一つはVJミキサーである。
プロジェクターはスクリーンや壁に映像を映し出すもので、コンピュータからケーブルを使って接続し、表示させる。
クラブによってはプロジェクターが常設されていない場所もあり、事前に有無や使用可否の確認と持ち込みの検討が必要となる。
ケーブルはVJをする場所からプロジェクター設置場所までの距離だけ長さが必要になるためスペースや設置場所から事前に長さを想定して持参することが望ましい。
ミキサーが必要となるのは2つ理由がある。
一つはソフトウェアが落ちてしまったり、コンピュータに何らかの不具合があった時にコンピュータからプロジェクターに直接接続していると、プロジェクターに「入力信号がありません」と表示されたり、デスクトップや壁紙が表示されてしまうため、その時に暗転する必要があること。
(意図的な静止画の表示でない限り、客から見たら不自然になるため)
もう一つは、複数人でのVJをする際に入力元の切り替えを行うためだ。
プロジェクターもVJミキサーも業務用の高価なものから安価なものまで各種あるので一概にどれがいいとは言えないが、プロジェクターを選ぶ際には輝度が低すぎないもの、入力形式が自分のコンピュータやミキサーの出力形式と合っているもの(HDMI, D-Subなど)を選ぶことが必須。
VJミキサーも同様にコンピュータからの入力形式に合ったものを選ぶ必要がある。
カオグルが使っているミキサーはRolandのV-4EX。
どんな入力がされているかを液晶で確認でき、HDMI出力で綺麗に表示できるのが特徴。
http://proav-jp.roland.com/products/v-4ex/
・素材制作
大きく動画の編集を主に行うものと、3DのCGを制作するもの、アニメーションを制作するものとして3つの代表的なソフトを下記に挙げる。
Final Cut Pro
http://www.apple.com/jp/final-cut-pro/
主に動画編集を行うソフト。
Cinema4D
http://www.aanda.co.jp/products/cinema4d/
3DのCGを中心に、様々な表現の素材を制作できるソフト。
Flash Pro
http://www.adobe.com/jp/products/flash.html
アニメーションを制作するスタンダードなソフト。
・表現方法の模索
クラブでのVJの場合、一般のお客さんはあまりVJのことを詳しく知らなくても、VJはVJのことを知っている、よく見ているので、
「あ、この素材はXXが作ったVimeoにアップされていた動画だ」なんてことがすぐわかる。
前回、差別化が図りにくいという点を挙げたけれど、フリーでダウンロードできるものは誰でも最初は使おうと思うし、かぶる。
やっぱり他のVJと同じ表現であれば自分がやる必要はないし、どうせやるなら自分らしさを出せるようにしたい、とどのVJも考えているはず。
(とりあえずできればいい、のパターンももちろんあるが・・・)
例えば、自分の好きなカタチが丸だったとしたら、丸を使った動画素材を複数作ってみる。色や大きさや動きを変えて作るだけで、バリエーションが沢山できるし、それらを順番に切り替えるだけでも映像に統一感が出て、見ている人は心地よく感じるはず。
加えて、心地よさの基準に「どれだけ曲と合っているか」という観点がある。
例えば明るくBPMも速い曲で、暗くてゆっくりした映像を出すと合わないし、しっとりとした曲調でBPMが遅めの曲で、映像をパキパキと変えても合わないはず(あえて狙ってやる場合も無きにしもあらずだが)。
VJソフトの操作の項で触れたように、ダンスミュージックではキックのテンポや曲の展開に合わせて映像を変えると心地よいはずなので、表現方法を考える時にそのあたりも意識して作っていくと良いと思う。
・他
極力わかりやすく書こうと思ったけれど、聞きなれない言葉もあると思うので適時ググって、わからなければ質問投げてください。
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