ベルリン工科大がチャットボットによる行政サービスをテスト中

Chika Kietzmann

先日(6月24日)、ベルリン・ポツダムにおける年一度の一大学術啓蒙イベント、Lange Nacht der Wissenschaften(学問の長い夜)へ行って来ました。

このイベントはベルリン及びポツダムの大学や研究所が一斉に実施するオープンナイト。参加大学・研究所の数は70にも及び、あらゆる学術分野の研究成果や状況を一般市民が知ることができる素晴らしいイベントなのです。小さな子ども向けのワークショップから大人向けのガイドツアー、一定の学術的知識のある人向けのレクチャーまで内容は多岐に渡ります。夕方から真夜中まで知的刺激のシャワーを浴びられる最高のイベントで、私は毎年これを楽しみにしています。

今回もいろんな分野の展示を見たりして面白かったのですが、ベルリン工科大のIT部門の展示を見ていてちょっと気になったものを一つ、ご紹介します。

ベルリン工科大のDai-Laborではでは、企業やその他の組織で実際に利用することを目的としたITテクノロジーの開発プロジェクトが多数、進行中です。その一つに、2015年に開始した「バーチャル行政サービス・アシスタントVirtueller Bürger-Service-Assistent)があります。これは、チャットボットにより市民が行政サービスをより簡単に利用できるようにするという取り組み。

行政サービスを利用する際、面倒な思いをすることがよくありますよね。窓口の開いている時間帯にお役所へ行くことが難しい、お役所のウェブサイトがわかりにくく、必要な情報が簡単に探せない、電話で問い合わせようとしてもなかなか繋がらない、、、等。人工知能による自動対応を取り入れることで、行政サービスをスムーズにしようというのがこのプロジェクトの目的です。

現在、β版としてベルリン市行政サービスのチャットボットがネットで公開されています。

こちら

こんな風に使います。

チャット例(上の画像の左半分)

A 「ハロー。こちらバーチャル市民サービスアシスタントです。行政に関するあなたのご質問にお答えします!」

A「何をお手伝いしましょうか?まず、あなたのご質問を入力欄に書き込んでください」

B 「ケーペニク地区の戸籍局は、いつ開いていますか?」

A「ケーペニク地区の戸籍局の窓口営業時間は以下の通りです。

月曜 08:30–12:30

火曜 08:30–12:30

木曜 14:00–18:00

ケーペニク地区の戸籍局の住所をお知りになりたいですか?(クリックして住所を表示する)

こんなふうに窓口の人と会話する要領で、いつでも知りたいときに情報を得られたら便利ですね。最初のうちはあまり使い勝手が良くないかもしれませんが、利用者が増えることでAIが学習してだんだん賢くなって行くことでしょう。

このプロジェクトは、2017年のドイツ全国eガバメント・コンテストベストデジタル化プロジェクト部門で第2位を獲得しています。


Originally published at Sci-Tech-Germany.

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