俺コンというイベントを開催しました

Daiki Matsudate
10 min readOct 4, 2017

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10/2(月), 3(火) にDeNAさんをお借りして、俺コンというイベントを開催しました。

僕はブログ苦手です。書きたいと思わないと書きたくありません。息を吐くようにかける人を尊敬してます。今日も他にやることあります。それでも、それを差し置いても感謝の念が強いので、書きます。エモい内容ですがお付き合いください。

当初どんな想いではじめたか

前も書きましたが、iOS界隈を盛り上げたいという気持ち、聞きたかったトークがそのまま死にゆくのはもったいないから、別のイベントでしゃべってほしいという気持ちがありました。

はじめは、iOSDCのリジェクトコンのひとつとして設計してみましたが、そのことが起因したのか叩かれたりもしました。俺コンとして、他のイベントに迷惑をかけることは本意ではなかったので、独立したイベントとして設計しなおし、参加者にはその旨連絡しました。

あくまで俺コンは独立したイベントで、今回は題材としてiOSDCで採択されなかったCfPを見て登壇をお願いするイベントという方針に変えたのです。

企画はSlack上で完結した

一番この企画をやりたがっていたのは、実はiOS Test Nightの平田さんでした。今回iOSDCには数多くのテストに関するCfPが応募されましたが、あまり採択されておらず、似たようなイベントをiOS Test Nightでと考えておられたようです。

それなら、僕も聞きたいのあるし、みんなでやろうよ、と各勉強会の代表に声をかけたところ、二つ返事で参加を表明してくれました。

会場はすぐにDeNAさんが使えることになって、クラスメソッドの田中さん、リクルートマーケティングパートナーズの井原さんがすぐにスポンサーについてくれるように説得に動いてくれました。

マルチトラックのタイムテーブルを見ると、僕はいつも夏フェスを想起します。タイムテーブルみながら、どのバンド見ようかななんて計画を立てて見たり。そういう雰囲気出してみたかったのと、俺コンに登壇するぜ!と周りに宣伝してもらえるように、ノリでポスターなんてつくってみたら、実際に印刷することになってました。実際別の勉強会で登壇してるときに宣伝してくださってるのみたときは、なんだか笑えました。

本当はスポンサーのロゴが入ってますが、割愛しました。

タイムテーブルも手作りです。

ある夏フェスのタイムテーブルみながら、ロゴ入れたいと思って入れてみました。
そうすると、僕のトラックだけ困ったことになって、とりあえずつくりました。

こうして、日頃の勉強会の運営ノウハウが結集して、企画はどんどん進みました。この間、オフラインでミーティングは一切しませんでした。そして、最後まで実際に集まることなく当日を迎えたのです。

やはりトラブルは発生した

当日、一つの大きな部屋を3つに分けて運用しました。機材もそれに応じて柔軟に動く想定だったのです。ですが、マイクの音がどの部屋にも響き渡るというトラブルが発生し、スタッフは対応に終われましたが、熟練のオーガナイザーたちは微動だにもせず、冷静に対処していたのが印象的でした。

また、LTの前に乾杯をする際に、ビールの配置が遅れたり、懇親会の料理が想像以上に多くて、準備に時間を取られたりなど、懇親会の時間がどんどん削れてしまうという動きの悪さが出てしまいました。

その後、Slack上で、反省会をしました。今日のミスはどうやって2日目防ぐか。対策はその場で決まり、2日目にはほぼトラブルなく終わりました。時間の遅延もほぼなく、懇親会はゆっくりお楽しみいただけたと思います。

d_dateトラックをつくってみた

当初勉強会6つ集めたらちょうどいいかなと思っていたのですが、欲が出てしまって、自分のトラックをつくりました。俺が聞きたいものを選べないのもなんだかなぁと思って。採択理由も添えて紹介しますね。

Protocol-Oriented Integersに想うジェネリックプログラミングの未来

熊谷さんのジェネリックプログラミングのお話。僕は熊谷さんの開催しているSwift復習会が好きで、地方開催のときも一緒に行ったりしてます。この会に行くようになって、ますますSwiftが好きになって、その楽しさをみなさんにもうまく共有したいと思ってお呼びしました。Genericsって割と上級テクニックに思われがちな今日この頃なんですけど、そんなことなくて、身近に使われているんだよ、ということをお伝えいただきました。

ハッカソンでイケてるアプリを24時間で爆速実装する方法

カンファレンスだと、日頃の開発に活かすための手法が取り上げられがちなので、アーキテクチャの話とか、開発のツラミの話がよく語られますが、いかに速く!魅せるものを作るか、という観点で話すトークはなかなかないと思ったのと、自らを筋肉エンジニアと称するKboyとは一体なんなのか、という僕の完全なる興味本意で声をかけました。このトーク絶対面白いだろ、と思ってたら期待を裏切らず面白い話をしてくれました。トークの詳細は彼のブログが詳しいです。

マッチョにUnityちゃんのアニメーションをつけた話

スター乞食ことbannzaiによるUnityの話。タイトルに負けてすぐ採択しました。マッチョの定義から始まり、Unityでアニメーションをつけるとマッチョが飛んだりします。タイトルからすでに面白さが滲み出ているのに、話きいてもやっぱり面白い。意図せず筋肉が続きましたが、僕は筋肉キャラではないので、筋トレに励みたいと思いました。ちなみに上の資料はGitPitchでできており、スターがつけられます。

懇親会では、マッチョとの記念撮影も盛んに行われていました。

登壇者からありがとうと言われた

俺コンは、各勉強会が、本当に聞きたかったCfPを選んで、登壇をお願いすることがコンセプトにあります。実際、iOSDCにCfPが採択されず、残念な気持ちになっているところに登壇をお願いしても良いのだろうか、と思っていましたが、選んでくれてありがとう、と登壇を了承してくれました。登壇者に選んでくれてありがとう、と言われたのは初めてのことです。

中には、iOSDCに向けて設計したのに、他で登壇できない、と一度お断りされた方がいました。ですが、 僕はその方にどうしても話してほしくて、直接会いに言って、この会がどういうことを目指しているのか、とことん話をさせてもらって、そういうことなら、と登壇していただきました。当日、その人のトークの冒頭には、僕に向けられた謝辞がありました。その謝辞では、この経緯が丁寧に説明されていて、心動かされた、とおっしゃっていただきました。このイベントを開催して報われた瞬間でした。お願いして心からよかったです。熊谷さん、ありがとうございました。

謝辞

祭りみたいなものがまた一つ終わった気持ちでいます。何が楽しいって、気の合う人たちとワイワイしながらイベント企画して、たくさんの人たちが来てくれて、ありがとうって言ってくれるんですよ。こんな楽しいことなかなかないですよ。

まずは企画に乗っかってくれた、iOS Test Nightの平田さん、Swift愛好会の七島さん、後藤さん、AKIBA.swiftの田中賢治さん、田中孝明さん、Kyobashi.swiftの井原くん、fastlane勉強会の田畑さん、玉城さん。それにカンファレンスエンジニアの牟田くん。突発的に言い出したにも関わらず乗っかってくれてありがとうございます。企画も運営も楽しくて、また一緒にイベントやりたいと心から思っています。

当日、会場の設営から何まで、裏側で動いてくださっていたDeNAのSWETチームのみなさん。会がスムーズに進行できました。今回得たノウハウをTest Nightにも活かしてもらえたら嬉しいです。SWETの公式ブログもあります。

平日夜の初めてのイベントにも関わらず、会場や飲食物をご提供いただきました、株式会社ディー・エヌ・エー様、クラスメソッド株式会社様、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ様。みなさまのおかげで、このイベントを無料で提供することが可能となりました。ぜひ今後とも勉強会にお力添えよろしくお願い致します。

また、動画を撮影したいと申し出てくださった、crash.academyさん。マルチトラックという性質上、分身しない限りはすべてのトークをみることはできないのですが、おかげさまですべてみることができます。配信され次第おしらせしますね。ありがとうございます。

登壇してくださった25名の方々。一度採択されなかったにも関わらず、あなた方が快く登壇を引き受けてくださったおかげで今回のイベントが成立しました。またお願いするかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします。

そして、下期がはじまったばかりのこのとても忙しい時期の、月曜、火曜の夜にも関わらず、100名を超える方々が連日集まっていただきました。こんなに人集まっていただいて誇らしいです。会場で色々お声がけいただきありがとうございました。唯一残念だったのは、あまりに人が多すぎて、みなさんとおしゃべりできなかったことです。ぜひ他でお会いしましたらお声がけください。

今後の展望

まだ具体的には決まっていませんが、この勉強会のコンセプトは大事にして続けていきたいと思っています。もちろん毎回この規模でやるのは難しいですが、定期的に俺コンを開催して、たまにはまたこのぐらいの規模で集まってみるのもいいんじゃないかなと思っています。

以上です。読んでいただきありがとうございました。

完全に宣伝ですが

11/3(金・祝)に開催されるServerlessconf Tokyo 2017への登壇が決まりました。Firebase Realtime Databaseを例に、クライアントサイドから見たサーバーレスアーキテクチャについてお話します。昨日発表されたFirebase Cloud FireStoreにも触れる予定です。 お時間合う方はぜひお越しください。

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