収録:2019 / Jan / 08th

概要

このディスカッションは、慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究会において研究対象の1つとしてこれまで扱われてきたDesign Research(以下、デザインリサーチ)の系譜をまとめたことに端を発する。(https://issuu.com/tacticaldesign

Bayazit (2004) の過去40年のデザインリサーチに関する研究の動向分析によると、

1)デザインリサーチは具現化された人工物の性能や機能を対象とする

2)デザインリサーチはデザイナーの制作過程における省察など、人間的活動における生成プロセスを対象とする

3)デザインリサーチは合目的性のあるデザインとしての人工物の外観とその意味を対象とする

4)デザインリサーチは形状の具現化を対象 …


収録:2019 / Jan / 08th

概要

この鼎談は、慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究会において研究対象としてこれまであつかわれてきたSpeculative Design(スペキュラティヴ・デザイン)の系譜をまとめたテキストに端を発する(https://issuu.com/tacticaldesign)。

スペキュラティヴ・デザインは、1999年にAnthony Dunneが著した『Hertzian Tales』に初出するクリティカルデザインから発展したデザイン領域である。近接領域には、SF小説を出自とするデザインフィクションや、その応用であるSFプロトタイピング、さらには第二次世界大戦中の戦略構築手法に端を発するビジネス領域での経営戦略策定としてのシナリオ・プランニングなども含まれ …


収録:2019 / Jan / 08th

概要

この鼎談は、慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究会において研究対象としてこれまであつかわれてきたSustainable Fashion(サステナブル・ファッション)の系譜をまとめたことに端を発する。(https://issuu.com/tacticaldesign

サステナブル・ファッションは、2000年以降急速に体系化が進んできた。今日では、持続可能な生産から販売、廃棄に至るまでのファッションデザイン方法設計論として受容されている。本研究会ではこれまで、Algorithmic CoutureやBiological Tailor-Madeなど該当領域における実践型研究を進め、海外ではDesign Indaba (https://www.youtub …


収録:2018 / Dec / 25th

概要

このディスカッションは、慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究会において研究対象としてこれまで扱われてきたParticipatory Design(参加型デザイン、以下、PD)の系譜をまとめたテキストに端を発する。(https://issuu.com/tacticaldesignを参照のこと)

PDは科学技術社会論(以下、STS)を前身に、70年代にスカンディナビア半島において労働者と資本家の対立を民主主義的に調整すべく開発されたデザイン理論・方法論である。その後、北米に渡ったPDはHCIにおけるユーザ中心設計と接続し、ユーザビリティの向上を達成する方法論として広く知れ渡るようになった。そして近年では、検証や評価フェーズのみならず、デザイナーと共に創 …


収録:2018 / Dec / 25th

概要

この鼎談は、慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究会における研究対象の1つであるService Design(サービスデザイン)の系譜をまとめたことに端を発する。(https://issuu.com/tacticaldesign

Service Designは経済における取引の最小単位をサービスとする前提に基づいて、対象となる利害関係者の体験価値を最大化することを目的としたデザイン領域である。しかしその定義は、導入している国や主体によって様々である。1960年代のサービス産業の台頭に伴うサービス・マーケティング領域を源流に持ちながら、サービスデザインはその発展過程において様々なデザイン領域との合流を果たした。無形性を孕んだサービスを管理、運営可能な …


みなさんこんにちは、水野です。

Daijiro Mizuno Labは慶應義塾大学環境情報学部(通称・慶應SFC)のX-Design Programmeに2012年4月から2019年3月まで存在した研究会で、Design and the Speculative Mindをテーマに、未来志向型のRtD(Research through Design)を研究してきました。

水野は配偶者との死別により、新たな生き方を模索すべく2019年4月からは京都工芸繊維大学 Kyoto Design Lab (D-Lab)にて活動していくことになります。

それに先駆けて、Daijiro Mizuno Labがこれまで研究対象としてきたdesign research, speculative design, service design, participatory design, sustainable fashionなどの研究の系譜を整理しておこうと思いました。それがissuuにアップしているテキストになります。(なお、2018年11月から2019年3月現在までwork in progress版としています。いろいろあった時期でしたのでご容赦ください、目下推敲中です。)

慶應SFCでは、最後の1年間は学生に「我々は、どこからやってきて、今どこにいて、これからどこに向かうのか」という話をしていました。先取りの気風は、場合によっては未知の世界をやみくもにもがくこと、歴史を軽視することになりかねません。ですから、新しいことをやる人であればあるほど、自分をかたちづくる過去、現在、未来について考えてもらいたいと思うに至りました。

ここMediumでは、 系譜を整理したテキスト執筆者らとのディスカッションを掲載することで、デザインリサーチに興味、関心のある諸氏がissuuにアップした(固めの)テキストを読むための一助となればと考えています。おって、新たな使い方も発見していくつもりです。

Mediumやissuuのテキストは、まだ見ぬ京都工芸繊維大学の未来の研究会メンバーや、慶應SFCに残された学生らに向けてウェブ上に検索可能な情報を用意しておこう、という(老婆心からの)活動でもあります。どうせみんなググるにしても、少しでも正確な情報を伝えたい。日本語で検索しても限界があるので、積極的に適切な英語のキーワードで検索して欲しい。そんな老婆心からの活動です。

あまり頻繁にアップデートしないつもりですが、息の長い情報を提供する場として機能させていきたいと思います。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

2019年3月

水野大二郎

www.daijirom.com

Daijiro Mizuno

Design Researcher, Japan www.daijirom.com

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