Kobe Port Post Office; unsaved memory

今日は三宮を彷徨いた。この建物は神戸ポート郵便局。僕が就職した頃、ここには経年による摩滅がいい感じな神戸港郵便局という巨大な建物があり、国際郵便を取り扱う神戸らしい昭和な労働風景があった。阪神・淡路震災で損傷し、解体され、国際郵便業務も他に移管され、普通の郵便局になった。

神戸港郵便局をググってみて驚いた。まとまった情報がほとんどないのだ。全景写真さえ郵政博物館に収蔵された1961年に撮影された白黒写真1枚しか見当たらない。

神戸港郵便局 検索結果|郵政博物館 Postal Museum Japan http://www.postalmuseum.jp/collection/result/?freeword=%E7%A5%9E%E6%88%B8%E6%B8%AF%E9%83%B5%E4%BE%BF%E5%B1%80&heritageName=&creatorName=&eraCds=-&centuryStart=&centuryEnd=

考えてみればそりゃそうだ。

インターネット携帯電話が急速に普及したは阪神・淡路震災後であり、阪神・淡路震災がひとつのキッカケだった。デジカメが普及したのはもうしばらく後だから今のように手軽に写真を撮ることはできず、明確に撮るという意識を持ってカメラを持ち出し、フィルム一本何千円かの現像代を覚悟して無駄に撮影しないことに細心の注意を払う必要があった。それが今やズボンの前ポケットにカメラが入り、撮ったその場、その瞬間にネットのストレージに保管され、劣化も紛失も心配する必要がなくなった。失敗しても悔やむ必要がなく、撮り直しをすれば良くなった。単純に凄いな。

今回のことを通じて、自分は誰かの記憶の記録に役立てればいいなぁと思った次第だ。