おおがきIoT×AIハッカソン by Mashup Awards 2018 レポート

9/1-2(土-日)に大垣のソフトピアで「IoT×AIで作る未来のライフスタイル」をテーマにハッカソンを開催しました.

MAのハッカソンは今年で3年目.例年,企業からの公式サポートが多数あり,ハッカソンの猛者が集結していましたが,今年は公式サポートは1社(LINE Clova)のみで,あとは地元の有志による技術サポート,参加者も半数以上がハッカソン初参加という,新しい雰囲気での開催となりました.

また,例年はここでの優勝チームが2ndステージに進出していましたが,今年は,この場で優劣はつけず,ハッカソンで作った作品をブラッシュアップしてAwardsに応募してもらう形式としました(技術賞やオーディエンス賞はイベントの楽しみとして継続).

早速,どんな作品が生まれたのか見ていきましょう!
(作品タイトルをクリックすると作品の詳細が見れます.)

ものをさがすカメラ

ガチエンジニアによるぼっちソン作品です.今回のハッカソンでは,カメラを使ってものを認識する仕組みを構築していました.最終的には,ロボットアームがものを取ってくれるようになるとのことです.完成がメチャクチャ楽しみな作品です.開発頑張ってください!!

大垣ハッカソンからの脱出

LINE BeaconとLINE BOTを使った謎解き脱出ゲーム.脱出できそうな場所に近づくと,トラップが発動(謎解きゲームが出題)されるのでそれをクリアして脱出を試みる,,,が問題が難しくて私は全く脱出できる気配がしませんでしたw

こちらのチームはハッカソンのベテラン二人組.過去の大垣ハッカソンを2連覇している強者達です.今年もその実力は健在で見事LINE beacon賞を受賞しました.おめでとうございます!

LINE beacon賞

ぼくのすいいセンサー

河川の危険水位を把握できるシステムで,河川が多い岐阜では今関心が高いテーマです.低コストでどこまで実現できるのか,に挑戦したとのことで,micro:bit,MESH,センサー,LINE Clovaを組み合わせ,数千円でかなり正確に水位が計測できる装置を実装していました.

そして,驚くべきはほぼノンコーディング.材料コストだけでなく技術の低コスト化も実現していて素晴らしかったです.ということで,こちらのチームには大垣MAイスター賞(市川の個人賞)を贈らせていただきました.更にLINE Clova賞,オーディエンス賞,も獲得され,トリプル受賞です.おめでとうございます!

大垣MAイスター賞
LINE Clova賞
オーディエンス賞 by 日本総合ビジネス専門学校

遠くにいるおじいちゃんを元気にする親孝行ペッパー

おじいちゃんがPepper(孫?)に話しかけて,Pepperを元気にしていきます.でも,本当に元気になってもらいたいのはおじいちゃん.Pepperとたくさん話をしておじいちゃんを元気にします.
おじいちゃんとPepperの会話や笑顔度を見える化して健康状態を把握したり,会話の内容に応じて,Pepperの感情が声色として表現されるなど実装面も拘っていました.

こちらのチームは私もPepperとAI(東芝RECAIUS)のサポートで協力させていただきました.2日目の午後,突然Pepperが動かなくなるパプニングも乗り越え,発表とデモを無事に終えることができてホッとしました.

また,ソフトバンクロボティクスさんからPepper for 未来のライフスタイル賞が贈られました.おめでとうございます!

Pepper for 未来のライフスタイル賞 by ソフトバンクロボティクス

知らない人の方が多いと思いますし,Pepperも「えっ,岐阜でもやるの?」って顔してますが,MA名古屋界隈でPepper作品お約束のポーズですw

会計人Pepper

飲み会のとき,Pepperが記念撮影をしてくれて,その写真から顔認識で年齢,性別,役職などの属性を解析して割り勘の計算を行います.役職顔の判定の実装が間に合わなかったようですが,Awardsの締切まで2ヶ月ありますし,ちょうど忘年会シーズンにも突入するので是非完成させてもらいたいです.

今後の期待も込めて大垣MAイスター賞を贈らせていただきました.また,ソフトバンクロボティクスさんからPepper for 未来のライフスタイル賞,オーディエンス賞,も獲得され,トリプル受賞です.おめでとうございます!

大垣MAイスター賞
Pepper for 未来のライフスタイル賞 by ソフトバンクロボティクス
オーディエンス賞 by 日本総合ビジネス専門学校

ファミリーワード

日々忙しく,少なくなりがちな家族との会話.用事はLINEでやり取りするが何気ない話題やマイブームなどは敢えて家族に話したりしない.そこでこの作品は,今日の出来事などをあいぼっとに話すと,あいぼっとがキーワードを抽出し,それをファミリーワードとして家族にLINEし,ファミリーワードを受け取った家族が,このワードを家族間の会話のきっかけとします.

このチームは,学生チームで深夜まで何を作るか悩んでいました.開発時間は他のチームの半分以下になってしまったと思いますが,最終的にコンセプトをまとめ実装までやり抜きました.良い作品ができたと思います.お疲れ様でした.そして,あいぼっと賞の受賞,おめでとうございます!

あいぼっと賞 by 4D Pocket

マネーを守れ

貯金箱が盗まれそうになると,Google Homeが声を発して盗難を未然に防いでくれます.私が子どもの頃,弟の貯金箱から小銭をくすねようと試みたことがあるのでティーンの兄弟姉妹がいる家庭で使えるのではないかと思います.キャラが立った起案者に徹夜を厭わない2人の若手エンジニア.面白いチーム構成でした.

MESHをしっかりと活用しており,代理店であるKAKKO EさんからMESH賞が贈られました.おめでとうございます!

MESH賞 by KAKKO E

OKINA AKANDAY

電車で居眠りしたときの寝過ごしを防ぐ作品.自分でアラームをかけて気をつけるのではなく,周りの人に起こしてもらう,お互いに起こし合って日々の電車ライフを過ごすという新しいコンセプトの作品.

コンセプトに留まらず,micro:bitをWeb連携させるモジュールを使い,実装もできていました.そして特筆すべきは,プレゼンテーション!何を作ったのかを分かりやすい寸劇を交えて伝えていた点に加え“okina akanday”の発音にも拘ったプレゼンテーションがとても印象的でした.

イベントの様子

サポート陣とPepperがスタンバイ
インプットタイム(LINE Clova)
アイディアソン
どのアイディアがいいかな!?
プラン発表!
もくもく開発
外も真っ暗,1日目もそろそろ終了
2日目の朝は伴野さん差入れの大垣名物水まんじゅうからスタート!
残り時間あとわずか,楽しんでる?焦ってる?
デコレーションもバッチリ!
タッチ&トライで作品を体験!
懇親会にて夕食.疲れたけど楽しかったーって感じかな?
寿司最高ー!
最後はやっぱりこれ!来年もやるぞー

おおがきIoT×AIハッカソン by Mashup Awards 2018

今回のハッカソンでは下記の通り,多くの団体,個人の皆様のお力添えにより,イベントを開催することができました.心より感謝いたします.

<主催>
Mashup Awards運営委員会 / 公益財団法人ソフトピアジャパン / 日本総合ビジネス専門学校 / CODE for GIFU/ RoboCom(旧:大垣ロボットコミュニティ)

<協賛>
Code for Japan / ソフトバンクロボティクス株式会社

<協力>
有限会社トリガーデバイス / Japanese Raspberry Pi Users Group

<公式技術サポート>
LINE Clova,LINE Beacon

<地元有志による技術サポート>
Pepper:富田さん,市川
NOBY:Livlog(青島さん)
IBM Watson:富田さん
東芝RECAIUS:市川
あいぼっと:4D Pocket(石郷さん,小寺さん)
MESH:KAKKO E(中村さん)
micro:bit:市野さん

最後に

参加者とサポートが二人三脚でモノづくりに打込めるのがMAの良さだと思っています.この良さを活かすため,今回のハッカソンでは企画段階から,サポート陣の人選や技術間の連携モジュールの準備に力を入れました.実績重視で準備を進めたため,目新しさには欠ける部分もありましたが,いざ開発が始まると参加者とサポート陣が協力して作品づくりに打ち込み,アイディアをカタチにするという点でどのチームもかなりのレベルで実装できていたと思います.
(新しい技術とサポートのバランスについては今後も試行錯誤が続くかなと思います.)

また,今回は初めて参加される方がたくさんいらっしゃいました.このハッカソンが(仕事でも趣味でも)モノづくりを始めるきっかけになればと思います.また,このような会が仲間づくりの場になると嬉しいな,とも思っています.今後ともよろしくお願いします.

市川