Windows環境でもDeployGateを手軽に導入できるようになりました
こんにちは、 DeployGate の tnj です。
先日より、 Mac/iOS 開発環境向けに dg コマンドによる一発ビルド＆インストール ができるようになったり、 新規登録直後から簡単に利用開始できるようリニューアルを行ってきましたが、この度 Gradle DeployGateプラグイン が新しくなり、 Windows でも手軽にアプリを共有することができるようになりました！
どんな感じ？
Windows 環境で DeployGate に新規登録した直後から Android アプリを共有するまでの流れを GIF にしてみました。
画像クリックで原寸大を最初から再生できます(1.05MB)
導入の流れ
上の導入の流れは、このような構成になっています。
- プロジェクトの
build.gradleを編集して Gradle DeployGateプラグインを追加する - Android Studio の Gradle パネルを更新して表示される
app - Tasks - deploygate - uploadDeployGateDebugタスクをダブルクリックして実行 - ブラウザが開き、ログインするか聞いてくるので、「ログイン」ボタンを押す
- ユーザー情報がプラグインに保存され、アプリのアップロードが完了
つまり最初に build.gradle ファイルに 2 行追加してしまえば、後は画面に従ってポチポチとクリックしていくだけで導入が終わります。簡単でしょ？
今後更新をアップロードする時も同じように uploadDeployGate* タスクを実行するだけです。2回目以降は保存された認証情報を使用するためブラウザは開きません。
ところで、勘の良い方はここで「ブラウザとGradleが相互通信する仕組みなんてあったっけ」と思われるかもしれません。Gradleタスクの実行中にブラウザに遷移し、ブラウザから認証情報をGradleに渡しつつ同じページ上でGradle側のアップロード完了までの進捗を見ることができている、この謎の技術についてはまた別でご紹介できればと思います。
以前のバージョンとの違い
以前の Gradle DeployGate プラグイン (0.6.2) では、 build.gradle ファイルの中に最低でも 1. ユーザー名、 2. API トークン、 3. アップロードするAPKファイルのパス、の3点を明示する必要がありました。新しいプラグインではこれらが不要となり、 設定を一切書くことなく ご利用いただけます。アップロード対象は Android プラグインより自動的に検出され、それぞれの assemble タスクと同じ命名規則で uploadDeployGate タスクが利用可能になります。(例えば assembleDebug であれば uploadDeployGateDebug)
以前の設定も引き続きご利用いただけますが、書く内容をより簡略にすることができます。例えばグループ機能をご利用いただいている場合、 build.gradle 内にアップロード先のユーザー名/グループ名を記述しますが、この設定は以下の記述のみで済みます。
deploygate {
userName = 'ユーザー名/グループ名'
}
また、 1.0.1 では CI 環境向けの機能として、各種設定に環境変数をご利用いただけるようになりました。以前は build.gradle 内で引き渡す必要がありましたがこれが不要となり、直接 DEPLOYGATE_USER_NAME や DEPLOYGATE_API_TOKEN といった環境変数が定義されていればそれを参照するようになりました。
そのほか各種設定については README.md をご覧ください。
さいごに
新しい Gradle DeployGate プラグインにより、 Windows でも Mac でもより手軽に導入できるようになったことをご紹介させていただきました。
これまで Android アプリをブラウザでアップロードされていた方も、とにかく簡単に手間を無くすことができますので是非ご利用いただければと思います。
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おまけ
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