TDDBC 長岡 に TA として参加してきました

dictav
4 min readFeb 11, 2019

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2月9日(土)に新潟県長岡市で TDDBC が開催されました。TDD を実際に体験しながら学ぶことができるとても素晴らしいイベントです。

t_wada さんのキーノート

午前は t_wada さんのキーノートはTDDの基本的な部分からその有効性、具体的な進め方、そして問題点も含めて包括的にTDDについて学べる素晴らしい内容でした。また、最後まで飽きずに聞けるスピーチ力も素晴らしいなあと感じました。そういう部分でも見習いたい。

午後のペアプログラミング

午後からは言語ごとにペアを組んでペアプログラミングでTDDを行いました。ぼくはTAとして参加したので、環境構築のお手伝いやちょっとしたアドバイスをしました。Goのサポートに関してはちょっとはお役に立てたかなとおもいます。

課題は軽減税率。「オロナミンCは飲食品だから軽減税率が適応されるが、リポビタンDは医薬部外品だから軽減税率は適応されない」というような例が出され、それを実際にコードに落とし込んでいくものです。インプットとアウトプットが明確な課題ではなかったので難しい課題だったのではないでしょうか。みなさんいろいろな立場を想定して設計されていて、最初のTODOリストの作成で時間を多く割かれている印象でした。特に先の方までしっかりと考えるペアほど苦戦していたように思います。ぼくはとても良い課題だったのではないかと思います。

ペアプログラミングの後に「とても疲れた」という感想があってぼくも以前参加させていただいた時に同じように感じました。ペアプログラミングではペアの人とたくさん話をする必要があるので、まずはお互いに慣れる必要があります。自分の意見を言ったり相手の意見を聞いたりする必要があり、それをスムーズに行わないとなかなかTODO の作成がなかなか進みません。 yattom さんが「思ったことはどんどん口に出して」と教えてくれましたが、参加者のみなさんもそれがすごく大事なことだと実感できたかと思います。

さらにTODOの作成ができた後も大変です。IDEを始めツールや言語への習熟度がそれぞれ異なるので、どんなツールを使うかなど、ある種お互いに妥協して進めなければいけません。そういう若干のストレスを感じながら、頭を使い、コミュニケーションをとりながら課題に取り込みます。これは想像以上に疲れます。ただ、これは素晴らしい体験だと思っています。ぼくは多くの気付きを得ることができたことを覚えています。参加者の方々も同じようにかんじていてくれたら嬉しいなと思います。

最後のレビューではTAのみなさんがするどい指摘をしてくださり、ペアごとにそれぞれ異なる設計がされていたのが面白かったです。t_wada さんが「テスト結果を最初にレビューする」と言っていたのが印象的でした。テスト結果が綺麗にまとまっていると、設計も綺麗にできている場合が多いようです。

懇親会

懇親会はビアバッシュの形式でビールとピザを囲んでわいわい楽しく話をしました。みんな同じ題目に向かって TDDBC という修行を行なっていたためか、お互いの人となりなどが分かった状態での懇親会なので、普段の勉強会より会話が弾んでいたんじゃないかなあと思います。

懇親会の後半はLTのみたいなことをやりました。 t_wada さんが軽減税率のこれからについて熱く語ってくださり、非常に盛り上がりました。軽減税率、 非常に興味深い仕様なのでぜひみなさんも一度資料に目を通して見るのが良いと思います。他にも何名かの人が話をしてくれてとても楽しかったです。

ぼくも簡単ですが発表をさせていただきました。「VimConf 2019 がきっと開催されるからよろしくね」という告知と、「最近 LSP が盛り上がっているよ」という話です。LSP はマイクロソフトが策定しているIDEをサポートするためのプロトコルです。これについては別途書きました。

まとめ

今回はTAで参加させていただきましたが、TDDBCはとても気づきが多く楽しいイベントだと思います。次は受講者の側でも参加してみたいなあ。

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