「あと1台抜けばポイント圏内だ!」に対するアロンソの回答

2018年アブダビグランプリ。アロンソがF1ドライバーとしてのキャリアを終えるレースでした。

表彰台を狙うというのは、チームのマシンパワーからして無理なので、せめてリタイアしないでチェッカーを受けてもらいたい、そんな気持ちで応援していました。

レースはハミルトンが圧巻の勝利でしたが、最終3ラップあたりでアロンソは11番手。そこで交わされた無線内容です。

チーム「あとポジションを一つあげれば、ポイント圏内だ。モードをC2にしてプッシュして1ポイント取ってくれ!」
アロンソ「俺はもう1800ポイント持ってるんだけど」
チーム「頼むから、僕のためにそれを1801ポイントにしてくれ!」

アロンソにしてみれば「言われなくても分かってるよ!」ってことなんでしょうけど、こうやってユーモアを交えて(しかも本戦中に)応答するところはさすが王者の風格がありますね。

結果はアグレッシブに攻めたことでコースアウトして惜しくもポイントは獲得できませんでしたが、無事フィニッシュしてグランドスタンド前でハミルトン・ベッテルと一緒にドーナッツターン。感動しちゃいます。

王がまた一人引退して、立派に成長した新たな王が継ぎ、さらに才能のある若き王子が待ち構えている。アロンソ・ハミルトン・ルクレールを見ているとそんな気持ちになります。

まあ、要するに今のF1はものすごく面白いってことですね。