昨日テレビでCEATECのニュースを見たときに脳裏にぼんやり浮かんで消えていったことが、今朝混んでいる海浜幕張駅で再び浮かんで来た。言語化しておく。
イノベーターかアーリーアダプターか、あるいはレイト・マジョリティーかラガードかって、「個人」に当てはめるのは相当無理がある気がする。
例えば俺は、「モノ」につながるテクノロジーにはかなりレイト・マジョリティーか、あるいはラガードなんだと思う。「へーおもしろいね。いいんじゃない」っていう、冷めた感想しか出てこない。一方で、思想みたいなのとかふわっとしたものにはアーリーアダプターだと思う。
ただ、どうやら世の中一般には「イノベーターやアーリーアダプターは何に対してもイノベーターやアーリーアダプターであろう。」そして「レイトマジョリティーやラガードは何に対してもレイトマジョリティーやラガードじゃないか」という認識を持っている気がする。
いや、認識というか無意識のうちにそれを前提として判断や行動をしている、つまりバイアスを持っているんじゃないだろうか。
その原因は、一部の「濃いイノベーター」や「濃いラガード」が、その分かりやすさ故にメディアなどに取り上げられることが多く、そのイメージが「人はそういうもの」というステレオタイプを作りあげているのかも?
そして、そのバイアスが存在していることを意識してか無意識にか、特定の分野でイノベーターやアーリーアダプターであると周囲に思われていることにメリットを見出している人が、その自己イメージを守る、あるいは強化するために本来はそうじゃない分野でもイノベーターやアーリーアダプター的な振る舞いをしているケースも多い気がする。
だからなんだって話なんだけどね。