WEBのリクルーターが求めること

最近WEBデザイナーのリクルートを某媒体で始めた。
条件が割といいことなのか、事業に魅力を感じてくれたからなのか、幸いにも応募者は約15名程。掲載開始3日間で15名の心を動かすことが出来たのなら幸いである。

しかしいい条件を載せれば載せるほど良い人材が集まるかとういうとそうでもない。どちらかというと良い人材ほど条件に左右されない。
これはすごく思った。

ミスマッチはお互いの不幸を招くため、ちょっと良さそうだと思っても面接に至る前に必ず何度かメッセージのやりとりをさせてもらい、ある程度人柄がわかったところで面接にお越しいただく。
大きい会社の人事部ならば良い人材を採用する事が仕事なのでまずはお越しいただいて・・・ということも可能かもしれないが、我々のようなベンチャーでは時間を確保してまで面接をするわけだからコストを考えてしまう。総じてお互いに省ける無駄というのがあるのならば省いてしまった方がお得だということだ。

その中で本当に求人記事読んでるのか?と疑問に思う応募も少なくはない。実務未経験でも問わないという募集スタイルではあるのだが、経験者も未経験者も必ずポートフォリオを送ってくださいというのが記事に書いてある。であるにもかかわらず何もその事については触れず、応募がありこちらからポートフォリオを送ってくださいというやり取りが15人中3分の1ぐらいはある。これは本当に無駄だと思う。
そして書いてあることを読まずして応募してきている時点でミスマッチが発生していると判断しているのでポートフォリオがどんなに良かったとしても最初のマイナスを拭うことはなかなか難しい。

それから書いてあることとポートフォリオが乖離することがとても多い。これは今回の募集で一番思ったことかもしれない。
サイト上に登録してある履歴書を始め多くの情報、それからメッセージでのやり取りなどを通して伝えてもらった気持ちほど制作内容が伴っていないのだ。単純にいうとクオリティーが低い。まるで(というか事実そうだけど)専門学校や職業訓練校の授業で作ったサイトなのだ。確かに授業では作ったかもしれないが、ポートフォリオはそうじゃない。実務未経験であるならば尚更アピールしなければならないはずなのに。授業で作ったものが自分の作品というのならクリエイターとして既に失格な気がする。
今回募集の内容の中に本当にモノづくりが好きな人というメッセージを込めたので、「WEBが好き」「デザインが好き」という人が多いのだが作品からは本当に”好き”という気持ちは伝わってこない。これは本当に残念だ。

求職者のマインドとしては転職すること、或いは正社員として就職することが目的になってしまっている。これは前提であるので間違いではない。でも就職するために学校の授業で作った作品を魅せられて、WEB好きです。もっとスキルアップしたいです。どうですか?とアピールされても企業側に響くことはない。
就職して組織に属するということはWEBクリエイターにとっては手段であって目的ではないはず。面白いものやワクワクするものを作ることが目的であってその組織はあくまでそのための手段であるはずだ。

冒頭にある良い人材はそこを履き違えていない。だからこそ魅力的だし、そういう人と一緒にやりたいと思う。