未熟者
4 min readJul 25, 2017

「様々な人や組織、社会を巻き込むという、無責任な仕事」

※本ブログは7/14から一か月限定で毎日執筆。自分の知見の整理のための記事であり、読者向けの補足説明等は行わないので悪しからず。
※情報の正確性・偏りは保証しない上、好き勝手に後で内容修正するので知見の活用は自己責任で。

<コーディネーター(CDN)とは>
・CDNは、あるテーマに関して社会課題解決・新しい社会をつくる様々な主体と共に、社会課題の分析・パイロットプロジェクト企画立上、イニシアチブへ拡大、システミックチェンジまで行う
・CDNは、マッチングだけ、アドバイスだけ、イベントだけ、みたいな中途半端な関わりをすることが仕事ではない
・自分で社会に問題意識を持ち、ビジョンとイシューと解決策の仮説を持ち、様々な主体へ提案・巻き込み、事業企画をまとめ、ファンドレイズし、事業立上げ、がっつり手と足を動かし、社会の根本課題解決ーシステミックチェンジまで関わり続ける
・当事者・その地域についての現場視点と、より広域的・構造的に物事を見る社会視点の2つの視点をもつ
・まずは、問題を知ること。数か月、半年、1年、それ以上。当事者を中心とした生態系がみえてくる、その生態系の各主体の人たちと関係をつくる。適切なイシュー設定ができないと、問題の根本解決には至らない
・現地視点:例えばコンサル的な知見、前提となる知識として主体のこと(各主体の組織体・キーパーソン、パーソナリティ、ポジショニング、業務内容、社内外の力関係など) 、また対象地域(地域の特徴、人口、産業、政治などなど)、問題意識に関する体感値
・社会視点:学術的な知などなど

<目指すCDN像>
・イシューの設定、解決するレベルは焼け石に水ではなく、構造の変化にコミットする(現場視点と社会視点をもつ)
・あらゆるひとと、社会の変え方を変える道筋をたてられる
・様々な方の巻き込みに責任を持つ。巻き込まれた後を想像する
⇒一緒にプロジェクトをやるのは短期間かもしれないけど、人生も組織も立場も全部超えて関係をもつ
⇒コーディネーターは観客でもコンサルでも統率者でもない。システムの一部に組み込まれていると認識する。主体は当事者であり他の主体だけど、自分は影響力ない存在ではないー責任がある
・巻き込み先は仲良しメンバーを選ぶのではなく必要な相手を選べる
・自分のfearを出せる、明確に食い違う意見、受け入れられない言葉、なぜか距離をとってしまう人、それは自分にリフレクションしている。そこに気づき、あえて踏み込む
・コーディネーターとしてのコアコンピタンスを明確に示していく
・システミックチェンジその後まで検討する―どう浸透させるかというフェーズ
・愛される事業、政策、プロジェクトをつくっていく
・学際的な・アカデミックな効果検証のもと、続ける
・3年、5年、10年それ以上の先を見据えて、フォーカスを当てていく
⇒10年20年先変わらなくない?大体こんな感じっていうのは大抵5年でてきたりする。普段から本当にどうなるのか?を考えてないと、大体周りが行ってるものをとりあえず寄せ集めたものになる
・ネガティブインパクトもちゃんと見る。その上で決断していく
・まず聴こうとする。エトスロゴスパドスの順番
・各自のレディネスができているか? どの程度共通認識が積み重なっているか。緊急度やコミット度の認識合わせはできているかをひたすら問い続ける
・わくわくして臨む。共創する先にわくわくがないなら、やらない
・謝れる、人として、おかしいことをしたらいかなる状況、関係でも心から謝る
・怒れる、人として、おかしいことをしたらいかなる状況、関係でも心から怒る、ただし相手に伝わるような対話をする
・感謝する、嬉しいことをしてくれたらいかなる状況、関係でも心からありがとうを言う