アビリーンのパラドックス

大学への通学路(2011年撮影)

わたしは大学時代を、アビリーンというテキサス州の田舎町で過ごしました。どのくらい田舎かというと、経営学などで「自分以外のメンバーが “こう考えているだろう” と予想して(実はそうじゃないのに)、不本意な合意をしてしまう」現象の名称になるくらい田舎でした。全米「誰も行きたがらない町」代表です。

これは、ジェリー・B・ハーヴェイという人が、「アビリーンのパラドックスと経営に関する省察」という本の中で最初に提示したそうです。(Wikipedia

ある八月の暑い日、アメリカ合衆国テキサス州のある町で、ある家族が団欒していた。そのうち一人が53マイル離れたアビリーンへの旅行を提案した。誰もがその旅行を望んでいなかったにもかかわらず、皆他の家族は旅行をしたがっていると思い込み、誰もその提案に反対しなかった。道中は暑く、埃っぽく、とても快適なものではなかった。提案者を含めて誰もアビリーンへ行きたくなかったという事を皆が知ったのは、旅行が終わった後だった。

初めて「アビリーンのパラドックス」を耳にしたのは、大学の社会学の授業でした。教授がこの小話を例にとって説明すると、クラスメイトは「まじか。。」とちょっと微妙な空気になってました。

・・・我ながら、よくそんなところに4年も住んだなと(笑)

と、こう書くと冗談みたいな話ですが、最近チームで働くようになって、このパラドックスの危険性をすごく意識するようになりました。わたしは、できれば衝突を避けたい性格で、多少モヤっとしてもスルーしてしまうことがあります。そう、アビリーン行きのバスに真っ先に乗ってしまうタイプ。。というか住ん(ry

でも、わたしが「何かしっくりこないな」と感じている時は、きっと他の誰かもしっくりきていないことが多いです。そうでなくても、モヤモヤを伝えることで、もう少し深い議論ができるチャンスかもしれません。

下手でもいいから、違和感があれば、その気持ちを周囲に伝えることが大切だよ。

と、会社の先輩に言われました。それからは、もっと早いタイミングで意思表示できるように心がけています。まだまだ下手ですが。。修行中です。


ここ最近、ふわっと「アビリーンのパラドックスを紹介したいな〜」と思っていたらYusuke Kuroda(黒田 悠介)さんが近い内容のストーリーを公開されていたので背中を押されました(勝手に)。とても参考になるので、リンクをこちらに。

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