Medium始めました

Eto Ryuji
4 min readFeb 6, 2016

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リクルートキャリア西村さんの記事を見てMedium始めました。

「誰もがストーリーを持っている」

僕は約2年半前の2013年9月、株式会社ストーリーという会社名で独立をしました。

巷で言われるようなみんなが憧れるスタートアップではないけれど、僕はやりたいことをやるために法人登記をしたのです。

「一人ひとりが自分のストーリー(人生)を描くことができる世の中にしたい」

この願いを込めて会社名を決めました。

僕は大学3年生の頃から就職支援をしてきました。拘っているのは「就活支援」ではなく「就職支援」ということです。

大学3年生で立ち上げた学生団体で就職支援をするきっかけになったのは、当時のメンバーだった佐藤祐太くんのお父さんが経営コンサルタントで、「学生の立場を活かしたビジネスを考えた方がいいんじゃないか」というアドバイスでした。

「それならインターンで何かやりましょうよ!」という佐藤くん自身のアイディアもあり、たまたまやっていた慶應ビジネスコンテストに出ました。

「面白いね〜」

今から考えればお世辞だったんでしょう笑。

当時慶應義塾の大先輩でYKK株式会社の常務理事でいらっしゃった鈴木さんから面白いと言っていただき、具体化したイベントプランを持って再度会いに行った時のことです。

「企業はなぜ戦力にならない新卒を採用するのかわかるかい?」

「企業は新卒1人採用するのに1,000万円かけることもある」

「YKKが海外に進出した頃にヨーロッパに赴任した時、本当にキツかったけど本当に楽しかった」

まるで僕が鈴木さんの息子・孫かのように優しくいろんなことをイキイキと話してくださいました。すごく楽しかった。

「自分は世の中のこと、何も知らないんだな」

いわゆる高学歴で高校の頃からダイヤモンドや東洋経済を読んで世の中を知った気になっていた偉そうでかわいくない生意気な僕は、自分が何も知らないことをこの時ようやく知りました。

「自分も含めて、学生が世の中のことを知るイベントを創りたい」

大企業や中小企業、ベンチャーや伝統的な企業、社長や担当者の方、50歳近くの方や若手社員の方などいろんな社会人の方々から世の中のことを教えて頂くイベントを「社会・世の中を知るグループディスカッション」と称して就職支援が始まりました。

「このイベントがなかったら、今の僕はいません。ありがとうございました!」

「江藤のイベントにはサクラいないし、いい子が多いよな」

参加してくれた学生や企業の方からいろんな声をもらいました。はじめは自分が儲けたい、社長になりたいというエゴたっぷりに始まったこの活動はいつしか目の前の人のために自分が役に立ちたいという活動に変わっていました。

僕が株式会社ストーリーを創ったのはこんな偶然の積み重ねがスタートだったのです。

まさしくスティーブジョブズの言うところのConnecting the dotsであり、クランボルツ博士が言うところのPlaned happenstance theoryです。

「やりたいことがない」

ほとんどの就活生はこう話します。だから僕はこう言います。

「やりたいことはやらなきゃ見つからないよ」

就職活動で内定をどのように取るかというテクニックではなく、これからの人生をどう生きていきたいのか、これからどんな仕事に携わりたいのか、これからどんな人たちと時間を共にしたいのか、自分の人生を覚悟を持ってどう選択するのか、そういったことを就職活動を通じて学生たちに考えてもらっています。

こんな僕の他愛ないストーリーですが、誰かの力になってくれればいいなという気持ちでこれから記事をアップしていきます。

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