私が仕事を辞めた理由

26歳からの挑戦

私はこれまで比較的安定した人生を送ってきた。普通に高校進学し、自分の夢(理学療法士)を見つけて大学入学・卒業し就職した。

毎日がそれなりに充実していたし、人よりも長けている部分は少なからずあった。そしてまた、理学療法士に成ると決めてから毎日明確な目標「国家資格取得」が見えていた為、現実を疑うという事を全くしてこなかった。してこなかったと言うよりは、考えた事もなかったし、意識をした事もなかった。

初めは仕事へ慣れるという事で手一杯だった。
毎日遅くまで仕事をし、家に帰っては夕飯を食べてから寝る。
休みの日に出かけるが、平日はほとんど時間が取れずにいた。

そんな生活が続いていたが、
ある日ふと「この生活が続いたら将来どうなるんだろう?」と漠然とした不安が浮かぶ上がってきた。

次に頭をよぎったのは、「今の上司の様に自分もなりたいか?」

頑張ってくれている上司には申し訳ないが、正直私はコレを考えたときにゾッとした。毎日遅くまで仕事に追われ、上司部下とは、信頼し合えているわけでなくストレスのたまる日々。その時の気分で変わる態度・対応・職場の雰囲気。絶対にこういう風に年を重ねたい・仕事をしたいとはお世辞にも思えなかった。

事実、普段仕事をしていく中で、やる気に差があることにも悩んではいないわけではなかった。せっかく自分の時間(命)を使っているのに、もどかしさでいっぱいだった。

そう聞くと、「自分が自立して勉強していけばいいじゃないか。環境のせいにするな」という声が聞こえてきそうだ。私もそう思う。だがそれは百も承知した上での私の答え・考え方。

もし私がこの仕事を何の偽りもなく、迷いもなく天職と感じ全力で打ち込みたいと心から思っていたら、そもそもこんなことは気にもしない。けど残念ながら、私はこの感覚まで行くことはできなかった。

私は同じ時間を過ごすなら、より自分の力を発揮したかったし、何よりもやる気のある方向性や感覚の同じメンバーで仕事をしたいと思った。何がやりたいのか明示することはできなかったが、今のスタイルは違うということはわかっていた。

もちろんこの仕事は誇りだし好きだ。だから目指し8年という長い歳月をこの仕事の為にかけることができた。

だけど、「この仕事・このスタイルは私じゃないとできないのか?」

と考えた時に、私の答えは即答、NOだった。
「私でなくても、資格を持っていれば誰でもなれる。私の代わりはゴマンといる。」と思った。

それからは早かった。自分にしかできないこと、自分が 本当に生きたい未来は何なのかを真剣に考え始めた。

◉どんな人達とどんな時間を過ごし、どんな感覚を味わいたいのか。
◉その為に、自分の全てを捧げられるか。
◉自由を得ると同時に、責任を取る覚悟・失敗や他人目線を恐れない覚悟はあるのか。

こうして私は、安定した人生から挑戦する人生を選んだ。