暗号通貨バブルの歴史とこれからの可能性

お久しぶりです。消耗してますか?(挨拶)

僕が初めてBTCを買ったのが2014年12月、トレードを始めたのが2015年10月。思えば3年ほど経ってしまいましたが、なかなかにドラスティックな動きがありましたね。
技術面の進歩、規制面の前進、局所的ブーム等……。様々大きな動きがありましたがそのたびに相場は大きく動いてきました。

今回はその思い出を振り返りつつ、次の動きの予想に役立てようと思います。
思い出すにあたって自分の古いツイートログを引っ張り出してきて、その時何があったのか何を考えていたのかを抽出しています。これはこれで面白いので皆さんも是非やってみてください。


2015年夏頃〜年末

ちょうど2015年夏にbitFlyer、coincheckと国内の大きな取引所がBTC/JPYの取引板をオープンしています。
ですがこの時は先行していた中国取引所が出来高の中心となっていて、BTC全体の出来高の9割近くをそれらが占める状況となっていました。また日本勢の存在感は全然ないですね。ドル建ての出来高も小さく、マーケットの中心はあくまで中国です。

BTC/JPYは2万円〜6万円のレンジ。中国が世界を引っ張る形

実はこの夏にはMt.GOXのCEOであるカルプレス氏が逮捕されています。容疑は業務上横領とのこと。今でこそピンピンしている同氏ですが、当時は結構ピンチだったことが思い出されます。

言ってることがガード下で飲んでる日本人のオッチャンと変わらんな……。

2016年始〜10月

5〜8万円でウロウロ。ほとんどは6万円台

なんとなく日本人の「暗号通貨クラスタ」が形成されてきた頃ですね。「ビットコイナー反省会」がクラスタの中心的番組でした。
最初の頃のアーカイブを今見ると色々面白いので是非。

実はこの時、局所的にPoloniexのブームが発生します。第一次アルトコインブームですが、ブームといっても高騰を伴うものではありません。Poloniexが黎明期の代表的なアルトコイン取引所でした……というか実質的にここしかなかったと言っても良いほどで、世界のアルトコインの売買の中心地だったのです。

この時Coincheckは多くのアルトコインを販売所に追加していましたが、裏側ではPoloniexにアカウントを作ってカバーしていたことが後に明らかになっています(当時既に公然の事実でしたが)。

また、7月9日にはビットコインの半減期もありましたね。
この時はやはり思惑での売買が多く、ビットコインは急落することになりました。日本でも海外でもパーティが行われ、カウントダウンサイトも作られました。

心からそう思います

まだ少数派だった暗号通貨クラスタが心から結束した瞬間だったと思います。楽しかったな。

なお、祭りの後は静かなものでした

その後8月2日には当時世界最大の取引量を誇っていたBitfinexがハッキング被害を受けることになります。BTC価格は6万円台から5万円台まで急落。
まだ当時のマーケットはいわゆるGOX事件への耐性を持っていなかったのですね。


2016年末〜2017年4月

さて、このあたりからBTC価格は明確に「バブル」のような急上昇を続けることになります。典型的なのは年初につけた15万円という高値でしょうか。わずか1ヶ月程度で2倍近く高騰したことになります。

これは当時の史上最高価格であり、MtGOX事件前に高値掴みしていた人たちが全員救われた水準でもあります。笑

ところがチャートを見るとすぐに急落していますね。
これは1月5日に中国人民銀行が国内の取引所に警告を出したためでした。警告内容は行き過ぎた投機の加熱。これにより結果的に中国取引所の手数料無料施策は撤廃され、一気に存在感を失うことになります。

その後数ヶ月かけて価格は回復。背景には日本人の大量流入が挙げられるでしょう。

国内大手取引所であるbitFlyerやcoincheckがこぞってアフィリエイトプログラムを開始し、様々なブロガーが集客することでバブル的な相場が形成されました。

ここから一つ得られるシンプルな教訓としては、当たり前のことですが「新規参加者が増えるフェイズでは明確なバブル相場が形成される」ということです。これは以降も様々な機会にて大小発生します。


2017年5月〜2017年末

チャートを見れば分かる通り、ビットコインは快進撃と呼べる急上昇を続けます。

ほとんど調整らしい調整をせずに続騰するビットコイン

日本では4月1日に改正資金決済法等が施行され、暗号通貨は日本政府から公的に見守られる立場になりました。この安心感も手伝って国内外から様々な資金が投じられることになったのでしょう。5月には国内大手インターネット企業であるGMOも取引所ビジネスに参入し、まさに象徴的な出来事となりましたね。

この裏で、GW頃を中心に大型アルトコインが急騰を続けることになりました。僕はこれを「コインチェックバブル」と呼んでいますが、コインチェックが取り扱っている銘柄ならなんでも数倍〜数十倍へと膨れ上がったのです。
すぐに値崩れするまさに典型的なバブルでしたが、これにより多くの相場参加者が初めて「アルトコインの高騰は美味しい」と学習することになります。これは後に年末の伏線となるわけですね。


ビットコインが100万円を超えた頃、「億り人」という言葉が流行します。元々は株クラスタで言われていた言葉ですが、暗号通貨に輸入されたのは感慨深かったですね。
既にマイナーになってしまっていますが、実は「サトシクラブ」と呼ばれる集まりが存在していると2016年の春先に囁かれたことがあります。彼らはこの時点で自動的に「億り人」になったわけです。

ちなみに当時は大石さんが勝手に言っているものだと思っていました。ほんとにあるんですか…?笑


この時は日本や韓国でも様々なTV番組が作成・報道され、はっきり言って「ブーム」であったと思います。

思えば、この時期のビットコインは価格や技術そのものに加えて、ストーリー性が人々を魅了したように思います。謎の人物、ナカモトサトシ……。
Segwitのアクティベーションやビットコインキャッシュの誕生も夏頃にあったため、非常に注目が集まりましたね。当時僕も記事を書き、クラスタ内外から様々な反響をいただきました。

ある意味、「話題に事欠かなかった」と言えます。話題性そのものが人々を相場に惹きつけ、バブル相場の継続に一役買ったのではないでしょうか。
この時誕生したBCHは「BTCの価格を超える」「BitcoinCash is Bitcoin」「立場が逆転する(Flipping)」などと盛んに煽られ、BCH/BTCは一時0.5BTCの最高値をつけることになります。


11月頃にはビットコインのETF実現が囁かれるようになり、様々なメディアが「年内のETF承認は確実!」と煽り立てました。

結果はもちろん皆さんご存知の通り却下だったのですが……。

奇しくも2018年8月現在、全く同じ状況になっていますね。


年末には「次のビットコインを探せ」がテーマとなりました。「ビットコインは現在値は100万円だ、○○コインは現在20円だから10万円くらいになってもおかしくはない」「ビットコインより性能の高い(?)○○コインが将来有望」などといった怪しげで過激な発言も多くありましたね。

発行数やそもそものコンセプトの違い、供給方法など全く無視してこのような言説が飛び交い、大型のアルトコインから所謂草コインまで様々なコインが物色され、煽られ、熱狂する状況は、まさにバブルの中のバブルであったのではないでしょうか。

これこそが第2次アルトコインブームであり、第1次草コインブームであったと認識しています。

当時は様々な草コインを代わる代わる言及しては暴騰させる、ジョン・マカフィー氏の発言が注目されましたね。笑

氏の現在は。

oh…


2018年初〜現在

cc事件もあり、バブルの後始末を続けている相場

これまでのバブルの形成を眺めていると、やはりこれらに上手く乗って資産を形成した方の多くはアルトコインで数倍数十倍へと資産を増やした方が多そうである、と気づきます。
そう、なんだかんだで大きく資産を伸ばすのはアルトコインなのですよね。

そしてバブルの立役者はいつでも流行の取引所であったことを思い出すことができます。

2017年の5月には、coincheck(Poloniex)でした。夏頃にはBittrexが話題となり、ERC20トークンを中心にICOトークンが高騰しました。年末にはBinanceが一気に脚光を浴びることとなりました。

数ヶ月前〜現在は……BitMEXでしょうか。こちらは単純な高騰では稼げなくなった人々がFXへと流れた結果であると認識しています。とはいえFXで継続的に利益を上げるにはある程度の技術と知識が必要であり、いわゆるバブルを形成するほどの明快さや単純さはありません。
また、最近のトレンドはなんといっても取引所トークンでしょう。BinanceのBNBトークンの大成功を模して様々な取引所が取り入れるようになったトークンは、取引所さえ有望であるならば堅調に推移するケースが多いようです。FCoinのFTなどは大暴騰したことで有名ですね。

また、いくつかの条件があるようにも思えます。歴史を振り返るならば、

・バブルの真っ最中には日本の出来高割合が急増する≒日本が中心or牽引
・紹介プログラムが強力である(ブロガーが推したくなる)
・取引所が非常に使いやすく、まともなものである
・日本人にまだ大流行しておらず、登録者を稼げる可能性がある
・日本語対応してあると盤石

あたりでしょうね。


オマケ:次の予想

ということで様々な新興取引所をある程度スクリーニングしていくと、次はBitMartが主戦場になってくるのかな?と予想できます。

あからさまに強みなのは、売買手数料が0.05%であるところ。間違いなくほぼ最低水準であるはず……というかあのBinanceでさえ0.1%が基本でBNBトークンを消費してようやく0.075%なので、最初から攻めた水準に設定してあるのは素直にすごい。価格破壊だ。

そして紹介プログラムは手数料の50%を紹介者に還元、孫紹介者からも10%還元されるということで類を見ない大盤振る舞いです。ブロガーが推したくなるはず。「BitMart」で検索してもほとんど日本語記事がヒットしなかったのでチャンスもありそう。

とはいえ一番肝心なのは使い心地なんですが、試しに登録して使ってみた感じではUIは非常にモダンな上にiOS/Androidアプリも完備されており、取引所のレスポンスも良好でしっかりしていて、二段階認証などセキュリティ面も最低限のものは揃ってるし、結構頑張ってる印象。まだ日本人には全く流行ってなさそうな割には出来高も一応ある。

また、企業情報を読むと米国でMSBを取得し合法的に仮想通貨交換業を営んでいるということで、母体もそれなりにまともっぽい印象。

100%日本語対応、オフィスはアメリカ・中国・韓国にあるようですがサポートメールも日本人スタッフが対応らしいのでバリバリにグローバルにうって出てるし、日本人もターゲットに入ってきている感。日本語ツイッターもある。

単純に手数料面だけ見ても明らかに優位性があるので、個人的には通貨ペアや出来高が増え次第、一旦Binanceから乗り換えしてみようかなという感じです。

ところでこの取引所も最近のブームにしっかり倣って独自トークン(BMX)を備えているようなのですが、手数料のディスカウントに使えるわけでもないようなので何に使うんだ……?と思っていたのですが、どうやらコインの上場に100万BMX以上が必要な模様。なるほどな。
そしてこれの面白いところが、100万BMX拠出するのがいわゆるコインの運営である必要はなく、 一般ユーザ達が拠出に参加して合計100万BMX以上に達すればそれで上場が達成されるというところ。さらに拠出したBMXに応じて上場後に売買されるたび売買手数料が配当される仕組み。

つまり「推しコイン」に投資して、さらにそのコインがたくさん売買されれば配当を受け取り続けることができるという投資戦略を取れるところ。

長期で有望そうなアルトコインに投資したくなった時、直接そのコインを保有する以外にBMXでBitMartの上場リクエストに投げて間接的に長い目で投資する選択肢が出てきた感じですね。
今はキャンペーン中らしく、登録したら20BMXトークンがもらえたので一旦自分はこれで何するか考えます。トークンの直接買いは……流行ってきたら考える。

ということで、これまでの歴史を振り返ると流行りそうな要素は揃ってる上に新しい面白要素がある。というか単純に手数料面だけでも流行るんじゃなかろうか。
バブルがいつ発生するかは全く読むことができないのでこれはあくまでオマケの予想ですし、個人的にベットすることはないのですが、当たったら面白いなーと思います。

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