bitFlyerのBTC現物・Futuresを利用した裁定取引

先日、bitFlyerがLightning Futuresという新しいサービスをリリースしました。
説明を読んでから一瞬で「これは使える」と思ったのですが、bF内でもどうやらまだあまり流行っていないようなのがなかなか面白いですね。この手のサービスで最も利益を上げられるのは得てして黎明期の手付かずの状態なので、面白そうな新しいサービスはいくら研究しても足りないくらいです。(zaifのAirFXもシステムが斬新なので”何か”ありそうですよね。研究しなきゃ……)

さて、今回は古典的な裁定取引のやり方で利益を出す方法を紹介します。
このFuturesは毎週金曜日12時に現物板寄せにより確定した価格で全ての建玉を決済する先物商品です。

つまり、例えばBTC/JPY現物価格が130000円で一本値確定した場合、その瞬間130000円未満の先物ロングと130001円以上の先物ショートは全て利益となるわけですね。

ここで、裁定取引の経験がある方はすぐに気が付きます。
そうです。つまりBTC現物を購入し、同時に同数量のFuturesでショートをすることで実質的にポジションはスクエアとなるということです。

例えば現在、現物板ではbest askが130000円だとしましょう。
また同時にFutues板ではbest bidが131000円だとしましょう。
つまりFutures>現物という価格を示している場合です。この時、それぞれを1BTCずつ同時に約定させると

・1BTCの現物
・1BTCのFuturesショートポジション

が手元に残るわけです。この状態から利益を上げるには二通りの方法があります。

  1. そのまま相場が変動し価格差が逆転した時に両方を決済する

相場下落がおき、現物板ではbest bidが128000円になりました。
また同時にFutues板ではbest askが127000円だとしましょう。

現物を売却します。130000円で購入したBTCを128000円で売ったので-2000円の損失ということになります。
Futuresのポジションを決済します。131000円でショートしたポジションを127000円で決済したので、4000円の利益ということになります。

ほとんどリスクらしいリスクを負わずに差し引き2000円/1BTCあたりの利益を得ることができました。

2. 金曜日12:00〜12:05の板寄せ時間に現物を売却する

現物とFuturesのポジションはそのまま動かさずに、金曜12時まで持ち越します。
そして板寄せ時間にBTC現物のみ成行による売却を行います。
板寄せの仕組みの詳細は省きますが、板寄せでは成行注文は必ず一本値と同じ価格で売却されます。つまり、Futuresが決済される価格と同一だということです。

仮に現物を500BTCなど、大量に抱えていたとしましょう。
これを成行売りすれば当然一本値はかなり低い価格で約定されることになります。ですが、Futuresもその価格で決済されるため、500BTCのショートポジションを先物で持っていれば、なんと一切の損失なく、ポジションを建てた時の現物とFuturesの価格差分の利益は必ず回収できるということです。

なんと素晴らしいことでしょう!

さて、これらの前提を踏まえてどう行動すれば良いのか、なんとなく見えてきたのではないでしょうか?
そう、現物と先物価格に差があるとき(特に先物価格が高い時)は常にチャンスなのです!

この手法を覚えると毎週金曜日が楽しみで仕方がなくなりますね。僕は既にそんな感じです。笑

では皆さん、良いトレードライフを。

追記:
後で知ったけど、今はFuturesのキャンペーン中のようです。明らかにユーザ少ないし20名に入る確率かなり高い気がする…。
https://bitflyer.jp/cam/futures-201704/ja/?utm_campaign