TFT(=思考場療法)は、一定の法則に従って経穴(ツボ)に刺激を与えたりすることで、あらゆる精神の不調を治癒させる技術だ。

私がTFTについて知ったのは、秋葉原のチェーン居酒屋で開かれた飲み会でたまたまお会いした、臨床心理士の男性に話を聞いた時だった。
ある時、彼の患者で、色々な療法を試したものの、イマイチ改善が見られない人がいたという。
彼はその患者に対して、半信半疑の中、ものは試しで「TFT」を行ったところ、うまくいってしまったというのだ。

興味を持った私に、彼は後日、SkypeでTFTを実践してくれた。
数分後、私が感じていた「仕事の締切に対するプレッシャー」は、感じようとしても感じられなくなっていた。
私は、この不思議なTFTについて、学び始めた。
実体験として効果を感じたTFTが、Wikipediaでは「科学的根拠に欠く」「効果のない疑似科学的療法」などボロクソに書かれていて、世界の秘密を知ったような気がした。

TFTは、1980年にアメリカの臨床心理士だったロジャー・キャラハン博士によって発見された。
彼は、水恐怖症の女性の治療にあたっていたが、どの療法もうまくいかなかった。
彼女は水に触れた時、胃の不快感を訴えているのに着目し、
彼は東洋医学のマニアでもあったので、試しに胃に対応する経絡上のツボを叩いてみた。
すると、彼女の水に対する恐怖は一瞬で消滅し、自分から顔に水をかけ始めたという。
経絡と精神の繋がりに気づいた博士は、特定の問題に対して、どの手順でどのツボを叩くのが最適なのかを検証し、まとめ上げた。
それがTFTだ。

従来の心理療法は主に、問診し、精神分析をしていくようなものだった。
患者を恐怖と向き合わせることで、実際はそこまで恐れることではなかったと気づかせていくような。

TFTはそのような療法とは一線を画する。
精神的な問題は、身体のエネルギーの流れの滞りから来るので、外部刺激によってエネルギー回路の循環を正常に戻せば良い!という発想に基づいているのだ。

私はこの考えを、自然に受け入れることができた。
元々、こころと体は繋がっていると感じているからだ。
例えば緊張している時。体に意識を向けてみると、胸の筋肉がこわばっていたとしよう。その時、意識的にその筋肉から力を抜いてみると、心の緊張も取れていく。

従来のやり方では何年かかっても治せない問題を、副作用なしで2〜3分で解決してしまう可能性を秘めたTFTだが、現時点ではあまり普及していない。
その明確な理由は今のところ不明だが、それには、キャラハン氏が変人であることが主な原因でもあると言われている。
具体的には、TFT=Thought field therapyという名前にも入っている「Thought field=思考場」という高次元の存在(?)をTFTの理論の基礎としてしまっているので、学会で受け入れがたくなっているという。

最後に、具体的な行為を紹介する。
例えば、テストや競技の本番前などに使える「『複雑な不安』に対応する手順」は以下。
以下の説明では、効果が無かった際にリカバリーする為の手順を省略している。叩く位置も正確にする必要があるので、実際に使用したい人は本(TFT(思考場)療法入門)を手に入れて、図と完全な説明を見て読んでほしい。

1. 感じている緊張・不安に意識を集中する
ここで集中できればできる程、効果が大きいという。

2. 眉頭を叩く
眉の付け根(鼻に近い方)。どちらの手でも良いが、二本の指を使って、眉の付け根である眉頭を軽く叩く。しっかりと、しかも優しく、5回タッピングする。もちろん、痛みを感じたり、内出血するほど強く叩いてはならないが、身体のエネルギーの流れを刺激するに足るぐらいの強さで叩いてほしい。

3. 目の下を叩く
眼球の2.5cmほど下。頬骨の高い部分の真ん中。しっかり、しかし痛みがない程度にトントンと5回タッピングする。

4. 腋の下を叩く
腋のくぼみから約10cm下。数回しっかりタッピングする。男性では、腕の付け根の線と乳首の線が交差するところ、女性ではブラの帯の真ん中あたり。

5. 鎖骨下を叩く
鎖骨下のポイントを探すには、まず二本の指で喉の中央を下になぞっていき、鎖骨の間にあるくぼみを見つける。男性だと丁度ネクタイの結び目が来る場所である。
ここから下に約2.5cm下がる。そこから右に2.5cm、左に2.5cm移動する。この2点(左右)を鎖骨下スポットと呼ぶ。5回しっかりタッピングする。

☆全く上手くいかない時
1. 「心理的逆転スポット」を見つける。このスポットは、手のわき、手首と小指の付け根の中間にあたる。空手チョップをするときに、ここで受ける場所である。
2. 心理的逆転スポットを、もう片方の手の二本指で、軽く5回タッピングする。
3. 最初(意識集中)から繰り返す。

参考:TFT(思考場)療法入門

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.