Live without scheduling

スケジュールを埋めない努力

Takashi AOKI
3 min readJan 27, 2014

明日の予定は決まっているか

あなたのカレンダーや手帳には、明日や明後日の仕事予定が書いてあるだろうか?

一般的な仕事の出来る人というイメージは、仕事のスケジュールが翌月や翌々月までびっしりと埋まっていて、携帯電話を片手に連絡をとりながら慌ただしく仕事をしている人だと思う。

でも騙されてはいけない。
その人は仕事が出来ない人だ。
正確に言えば、仕事が下手糞な人だ。

仕事のスケジュールが埋まっている = 仕事がひっきりなしに舞い込んでくる = 優秀

と考えやすい。

しかし、それは違う。
仕事のスケジュールが埋まっている人は、不要な仕事を断れなかったり、上手く同僚や部下(または上司)に仕事の分担が出来なかったり、
情報共有を怠っていたりして、そのツケがすべて自分に跳ね返って来ているだけだ。自業自得。

さらに困るのは、そういう人は大概忙しいアピールを周りにする。
そうすることで自分の小さな承認要求を満たしている。誰しもがされた経験があるだろう。周りの人にとっては不快なだけだ。本当にやめてほしい。

本当に仕事が出来る人のスケジュールは、ほとんどが空白だ。最小限の努力で、最大限の成果を発揮する。それが真に仕事の出来る人だ。

創造性の発揮させる

特に、創造性が試される仕事をしている僕たちのような人間にとって、スケジュールは埋めるべきではない。出来るだけ、自由に活動できる時間を増やすべきだ。

スケジュールが埋まっていて時間に追われていて仕事をしていては、創造的な仕事ができない。人間は集中モードに入るのに、ある一定の時間を要する。30分後に進捗報告会議がある時に、集中モードに入るのは不可能だ。自分が一番集中出来る環境を考えれば簡単だ。家のデスクだったり、図書館だったり、カフェだったり。ある程度まとまった邪魔のされない自由な時間が取れた時だ。集中し創造性を発揮するためには、そのような時間を確保しなければならない。

さらに言えば、自由な時間すべてを、仕事に割り当ててはいけない。
集中できる時間には限度がある(個人差はあるが)。適度に休息や休暇をいれなければならない。トイレやお風呂のリラックスできる空間で、ふと良いアイディアが思い浮かぶ経験は、誰もがあるだろう。創造的な仕事をしている人間には、それが必要だ。散歩したり、本を読んだり、料理をしたり、友人と話したり、食事をしたり。その時間を心から楽しむ事も仕事の内だ。

カレンダーの予定はなるべくあけるようにしよう。
時間をちょっとくらい守らなくても、大丈夫だ。

あなたの自由な時間から、革新的なモノが生まれ、社会が潤う。

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