Don’t Leave Me Alone Tom Staar Remix:ベースとキックとハイハットの三点を結んで描くトライアングル

イギリス出身のDJ/ProducerであるTom Staarがリミックスした「Don’t Leave Me Alone」が、ストリーミングやYouTubeで公開されています。オリジナルを制作したのはDavid Guetta、ボーカルをとっているのはAnne-Marieです。シングルとしてリリースされてから、ほどなくして数曲のリミックスを収録したEPが配信されました。そのうちの1曲がTom Staar Remixです。
Tom Staar Remixの特徴は、ベースとキックとハイハットで引っ張る時間が長いことです。Anne-Marieの歌声はわずかに使われ、全体の流れを変化させるアクセントして活用されています。主役はベースとキックとハイハットが織り成すトライアングル。低音が強調されるようなヘッドフォンで聴くことをオススメします。もちろん、スピーカーでがんがん鳴らしても気持ちいいと思います。
ジャンルでいえばハウスでしょうか。ハウスにも下位ジャンルがいくつもあるようなので、ハウス系に詳しい人ならどこにカテゴライズされるか分かるはずです。僕の音楽体験から記憶を引っ張り出すと、メジャー中のメジャーではありますが、underworldをイメージします。1~3枚目のアルバムに収録された曲の要素を集めて再構築した感じというか、このリミックスに個人的にunderworldの好きな部分ばかりが詰まっているような気がします。
新曲を聴いていると、過去に聴いた曲の要素を感じることがあります。それは制作者が意図的に組み込んでいるケースもあれば、単に聴き手の主観的な感じ方に過ぎないケースもあるかと思います。ほとんどは後者でしょう。言ってしまえば勘違いなのですが、それはそれで、過去と現在を結びつけるおもしろい現象だと思います。まったく聴いたことのないサウンドを開拓するおもしろさと、今の曲から馴染みのメロディや音を見つけるおもしろさは並立するし、等価ですよね。
