NYのEdTech Knewton&レアジョブ&Z会で共同開発:英語4技能講座Asteria

Gaku Nakamura
3 min readOct 27, 2016

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ニューヨークにあるEdTech企業Knewtonの持つアダプティブラーニングエンジンを搭載したZ会の英語4技能講座Asteriaが2017年3月からスタートする。おとといにはZ会本社の三島まで足を運び、昨日e-learning forumの場にて記者発表が行われた。

Asteriaの英語4技能講座は、内容理解、問題演習、添削指導が全てタブレットで完結する。毎月教材が届いて勉強するという通信添削型から、タブレット上で全部完結するという勉強スタイルへの移行。今の流れを見たら、当然の変更だ。

ただ紙からタブレットに変更するだけならば、軽くなる、というくらいの変化だ。当然それだけではなく、様々な仕掛けが入っている。その一つは、一人ひとりの学習度合いにフィットした内容になる、アダプティブラーニングエンジンが入っている、ということだ。個別の問題の正誤、学習履歴などをもとに、最適な問題が提示されていく。紙でなく、タブレット上でやるなら、当たり前だよね、と思ってしまうことを当たり前に取り入れている。

さらに、従来の通信添削にはSpeakingはなかったが、AsteriaにはSpeakingレッスンもついている。もちろんSpeakingレッスンはレアジョブとの共同開発。

Asteriaでは、初級者から準上級者までが対象となる。学習を通じ、CEFR-Jという指標のB2レベル(日常生活や仕事などで必要な英語を理解し、ある程度流暢に自分を表現することができる)を目指す。「読む」「聴く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく伸ばしていく。

Z会だから、中学生がやる学習だよね、と思ってしまうかもしれないが、これは中学生、高校生限定のものではない。社会人でも可能になっている。しっかり学習して英語4技能伸ばしていきたい人にはいい教材になるだろう。来年3月が待ち遠しい。

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Gaku Nakamura

株式会社レアジョブ代表取締役社長。日本とフィリピンを行き来しながら「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」を実現しようとしている。Founder, CEO of RareJob, Inc.