森に行きたい
2012年8月10日の連投ツイートより
今日,長男が唐突に「森に行ってみたい」と言い出した。我が家の近所には,人工的に作られた防風林ならあるが,森などない。「山に行きたい」なら分からなくもないが「森に行きたい」である。
昼すぎに「山に行きたい」と言われても即座には実現できそうもないが,「森に行きたい」なら可能性はある。急きょどこかに森はないかと地図で探す。車ではなかったので電車やバスで小1時間程度で行けて駅から歩けるところが条件。出発地は私のオフィスがある津田沼。実は,今日はほんの少しだけ仕事があったので朝から出勤したのだが,退屈していた長男を連れて来ていたのである。最初に見つけた候補地は船橋アンデルセン公園。しかし入園料金900円という人工的っぽさに引っ掛かった。
地図を北に追っていくと,おっ,あった。松戸市の「21世紀の森と広場」。常盤平駅または八柱駅から徒歩15分。新津田沼から電車で30分。よし,ここにしよう。
着いてみると実に良い。入園料を取るような施設でないので,ほとんど何もない代わりに広々とした原っぱと池と森が広がっているだけで,人もほとんどいない。さっそく森の中に作られた階段状の遊歩道を散策。この辺り,周辺の宅地開発から取り残されて雑木林が広がっていたらしく,特にそういう自然を保存しようと松戸市が10年ほど前に整備したらしい。確か30年くらい前にこの辺りをうろうろした記憶がある。
地図では小さく見えても東京ドーム10個分以上である。なかなか歩き甲斐があるし,森の中に入れば車の音など聞こえなくなる。鬱蒼と茂る椚や楢や杉の森ではセミが大声で鳴いている。探せばカブトムシやクワガタもいるらしい。
新幹線や飛行機で何時間もかけて遠くに出かけるのは,大人にとっては非日常的で楽しいのだが,子供にとっては道中で疲れてしまってけっきょく泊まったホテルや旅館しか印象に残らなかったりする。そういう意味で,こういう場所にひょいと来て散策するほうがいいかもしれない。
帰りは新八柱から新浦安まで武蔵野線で直通20分。こんなんでよかったの? というこちらの思いに反して,長男は大満足だったようだ。
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