かつては、駅の自動券売機あるいは駅ホームに置かれていた専用の券売機でグリーン券を事前に購入するか、車内で車掌から購入した。最近、このSuicaグリーン券システムが導入され、事前に専用のグリーン券発行機(正確には、Suicaにグリーン券情報を記録する機械)でグリーン料金を支払っておく。

グリーン車に乗り込み、座席の天井にあるカードリーダ(上写真)にSuicaをタッチすると、赤色だったランプが緑色に変わる。緑色ランプの下に座っている乗客には、車内検札は来ないという仕組みである。なかなか便利だ。座席前のパネルには、次のような説明書きがある。

座席を移動する場合は、移動先で再度タッチせよ、とある。すなわち、最初に座った席で天井のランプを緑色にしてから、別の席に移ってそこも緑色ランプにすると、1人分のグリーン料金で2人座れちゃうんじゃない、と思えてしまう。ところがそうはならない。移動先でタッチすると、しばらく(数秒)経った後で元の座席のランプは赤色に変わるのだ。
Suicaグリーン券を持たない客が乗った場合は、車内改札が来る。かつてのグリーン車では、まずもってほとんど男性の年配車掌と決まっていたのだが、いまやグリーンアテンダントと呼ばれる女性車掌である。
写真にも説明があるように、乗車前に購入する場合と車内で購入する場合とで料金が異なる。乗る前にできるだけ買わせておくというのは、車掌の業務を軽減するには効果的なルールではあるが、観察している限り、車内で買っている客もけっこう多い。グリーン車に乗り慣れている客にとっては、たとえば東京から津田沼までの750円が車内料金1,000円になったところで、どうってことないのだろう。
車内で料金を支払った場合、グリーンアテンダントが去っていっても天井のランプは赤のままである。ところが、車両内の車内改札がすべて終わり、しばらく経つと、改札を終えた席の赤ランプが一斉に緑に変わる。もちろん、空席の赤ランプは赤のままである。
これらの観察の結果から、システムの仕組みはだいたい想像できるのだが、これが全列車で行われているのだから、なかなか画期的な技術を擁したシステムだと思う。
Email me when ♪ OKAWA Shigeki publishes or recommends stories