一週間近く頂いた連休を電子の密林深くにはまり込みズルズルと過ごしてしまったぎんときくんですが。
(/ω・\)チラッ
この休みの間に観たものと言えば
金田一耕助シリーズ(古谷一行のやつ)
不死蝶・本陣殺人事件・八つ墓村・真珠郎・黒猫亭事件。
アニメは
「ナンバカ」・「世界征服~謀略のズヴィズダー~」・「実は私は」・「ピアシェ」・「パンでpeace!」・「亜人ちゃんは語りたい」
そんで今、「この素晴らしい世界に祝福を!2」を観てる最中。
これらが全てAmazonプライムビデオで観れるのだから困ったものです。
密林は木々が多すぎて見通しが立たないのでどんどん深みにはまり込む、もしくはリングワンデリングです。
帰り道も分からない。僕は電子の森の遭難者です。
なんだ?ヒキヲタっぽくないか?おれ。
いや、ちゃんと本も読みました。「エロまんが先生」とか「織田信長」(南條範夫著)とか。
止しましょう。不毛過ぎます。
ただの遭難者の戯言に過ぎない。
それはそれとして以前某スタジオで動画マンをしていた休日のこと。
当時住んでいたアパートは保谷市にありました。
「保谷市?どこだそれ。」・・・ですよね。
23区内が東京都内の全てではないのです。東久留米とかその当時は色々あったんですよ。
既に西東京市に合併されてしまっているのでしょう。
僕ごときの矮小な思い出も吸収合併されてしまうといいのに。
ついでに僕自身も孫さんとかビルゲイツさんとかに吸収合併して欲しいのです。メリットが無いですか?
それは合併した後に考えるので心配はいりません。まずはやってみないと。言われてからやるようではいけないのです。
というわけでどこかお金に余裕のある方。ぎんときくんとの吸収合併をお願いします。
ある休日の日曜日。お昼を過ぎたころ。
少し大きめのソファーに身を沈めて都心の中心部に位置する高層マンションの最上階。一面ガラス張りの窓から都心を見下ろしながら。。。
嘘です。見栄をはりました。住宅と畑しか見えなかったと思います。都心ですらなかった。
四畳半の端っこに布団を敷いたまま昼下がりの時間をテレビ鑑賞などという一見体裁の良い言い回しの趣味っぽく聞こえる方法で無碍にダラダラと時を過ごしていたのです。
テレビの180度反対方向に扉があった。腹ばいになってテレビを見ていた僕は足を入口の扉方向に向けていた。
当時住んでいたアパートは非常に古い木造の二階建てで借りていた部屋はその二階の真ん中付近。
ふいに
扉が開く音がした気がした。
結構ズボラな性格の僕は部屋にいるとき鍵をかける習慣がなかったのです。今ならそんな恐ろしい事はしないと思う。
東京にいる知り合いといえば仕事先しかない。両手を広げても余るくらいの狭い交際範囲です。
交際範囲>四畳半>俺の器。小さいな、俺。
しかもその誰もが僕のアパートを知らないはず。
とすると大家さんか?
起き上がって振り向くとそこには!!!
20歳前後の㊚が扉を開けて立っていました。無論知り合いであろうはずがない。
よく見ると右手に包丁を持っていました。左手に鍋の蓋を持っていればそのまま冒険に出かけられそうではある。そうか、彼は勇者でNPCとしてぎんときくんを連れ出そうというのですね?ルイーダの酒場に行け。
「なんで俺の部屋を覗くんだ?!」
「???」
勇者では無かった。日本語で話してる。しかし言ってる意味がよく分からない。
どうやら彼は僕の部屋の真下の住人であるらしく、僕が彼の部屋を上から覗いていると思い込んでいるらしい。
すいません。㊚を覗く趣味はありません。仮に下の住人が㊛だったとしても同じです。覗く環境を整えるのが面倒くさいです。しかもそんなことをするには下の住人の生活時間を把握して寝起きを共にしなくてはいけない。家族でもないのに。
不意に訪れた非日常が包丁を持ってやってきた暇な日曜日。もしかすると今日で僕の全てが終わるのかもしれない。
それなのに。
なぜか滑稽だと思ってしまった。普通なら((((;゚Д゚))))ガクブルものの状況下なのです。
極限状態で笑いたくなるというのはこういう感覚なのでしょう。
「あの、そんなに疑うなら部屋調べる?」
「・・・」
「どうすんの?」
「覗いてたら○○す!」
その場はそれで収まりました。
それからというもの事あるごとに下から物音が聞こえます。
テレビを付けると「ドン!」
机の引き出しを開けると「ドン!」
仕事から帰ると「ドン!」
多分棒か何かで下から天井を突っついているのでしょう。
彼は僕の行動にに注意を払って生活時間を合わせてくれているのです。
東京で始めて人に関心を持たれました。もう寂しくない。
なんて思うわけがないでしょぉがぁぁぁぁぁ。
彼は一ヶ月後、何の挨拶も無く引っ越して行くのだった。
東京ってホント無遠慮だと思う。
(`・∀・´)
Originally published at ことよみ-kotoyomi-.