発売当初、コカ・コーラにも微量ながら含まれていたコカインだが、中枢神経に作用し、精神を高揚させる薬物として知られている。もちろん日本では使用を禁止している。
こういった薬物は長期に渡り使用していると脳の神経回路を書き換えてしまうため、依存性が高くなると考えられており、実際にそのような研究結果が発表されている。
そんな薬物であるコカインだが、たった1回の摂取しただけで脳の配線が書き換わってしまうという新しい研究結果をカリフォルニア大学の研究者チームが発表した。
生きたマウスによる実験で「脳の配線回路の結合部を形成する」新しい樹状突起・スパインが一回のコカイン摂取後大きく成長
したという。この新しいスパインが脳の配線を書き換え、脳がコカインを求めるようになるという。
研究論文の主執筆者Linda Wilbrecht氏は
「脳の配線は書き換えることが可能であり、数々の経験によって書き換えられている。したがって、コカインへの暴露によって通常よりはるかに大きく配線が書き換えられたとしても、正常に戻ることはできる。私は、このことを回復が可能な証拠だと考えている」
と語っている。
参考・引用元Los Angels Times
This is your (mouse) brain on drugs
Originally published at ことよみ-kotoyomi-.