日本盤の実力

音なら英米オリジナル盤、というのがコレクターの暗黙の常識みたいなもので、実際60年代日本盤なんかでマイナーなアーティストはテスト盤からの盤おこしも存在するので、ほぼ真実なのだが、エルヴィスみたいな大物は本国ビクターの日本法人が古くから存在しておりマスターテープの行き来もきちんとしていたのだろう、日本盤の方が音がいいパターンもある。全ての時代を検証したわけではないが、アメリカでは60年ぐらいからレコード産業の規模自体もとてつもなく大きなものになり色んなことが大量生産的に粗雑になってきたのだろう、レコードのカッティングや材料の手抜きをする事を覚え始めたような痕跡が見られ、反して我が国では所謂戦後から脱し、東京オリンピックに向かって高度経済成長に突入し、岩戸景気、神武景気、所得倍増計画に後押しされる形で日本のモノづくりの実力が頂点に向かって急上昇している頃と合致し、欧米を抜かそうと、覚えたての技術を日本人特有の決め細やかさと真面目さで再現し、結果本国よりクリアで抜けの良いステレオ感がきちんと出たレコード盤を作ることに成功した例が存在する。

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.