「ビッグデータ」「AI」などと言う前に
「採用にもビッグデータだ、AIだ」という話をよく耳にします。そして最近はHRtechという領域で、各社様々な挑戦が始まっています。
実際、google本を始めとした採用に関する多くの書籍やアウトプットにその有用性が書かれています。
もちろん当事者の一人として期待していますし、この流れが進むことも理解できます。
基本的だけどとても大切な3つのこと
しかしその前にやるべき「基本的だけどとても大切なこと」に取り組めていますか?ということを考えたいです
「データや数字、以前に向き合うべきこと」について3つ、上げたいと思います
(1)会社をどこよりも魅力的にすること
「社員紹介が増えなくて悩んでいます」
という相談をよく受けます。社員紹介に”秘伝のタレ”などなく、「その会社が魅力的か」という一点に集約されます。
会社をどこよりも魅力的にしていくために、「いいプロダクトを作って」「いい人を採用して」「いいチームを作っていく」ことが何よりも大切な事だと思っています
(2)多くの人に、だれにでもわかりやすく伝えること
「うちの魅力が伝わらない」
こんな相談も多かったりします。
「魅力が伝わらない」ではなくて「魅力を伝える努力をしていない」だけですね。wantedly募集はいくつも作りましたか?ブログは書いていますか?採用担当や社長だけじゃなくて、担当のみんなもシェアしてますか?そもそもシェアしたくなるような記事/募集を作ってますか?
社内のいじられキャラの写真使ったり、話題のワードを取り入れたり、ちょっとした工夫は思っている以上に見られています。
そしてわかりやすさ。メッセージを絞ること、わかりやすくすることも大切な要素の一つです。会社としてメッセージがぶれていないことも重要です
「Meetupやったほうが良いよね」
そう思ったらMeetupの募集ページ作ってみましょう。誰かは見てくれます。最初から有名なイベントなんてありません(たまにありますがw
スピード>ボリューム>内容
発信する内容ばかり気にして、躊躇したり社内で相談ばかりしていても誰にも伝わりません。
採用活動における「発信」は
スピード(タイミング)>ボリューム(回数)>内容
このくらいの優先順で考えたほうが良いと思っています
(3)すべての社員が理解して行動できること
採用は誰の仕事ですか
人事だけの仕事でも、経営者だけの仕事でもありません。全社員が採用の重要性を理解し、積極的に関わっていくことで、チームがより強くなります。
会社は人が全て
会社は人が全てです。そのイケてるプロダクトも、その組織も、その評判も、全てはそこに属するメンバーが作ってきたものではないでしょうか。
もちろんですが
その上で、データを取れるようにすること、数字をみて取組みを改善していくことは非常に有用だと思っています。
国内HRtechの盛り上がり、非常に期待しています。
最近は、β版のプロダクトを見せて頂く機会なども増えてきました。プロダクトをみて毎回思うことは2つ、
・もっと人事担当の話を聞いて欲しい(意外と実務者へのヒアリングが少ない)
・何よりもレスポンス速度が大事(これは実務者にとって相当なストレスなので、逆に言えばここは改善の余地が大きい)
です。ぜひこのあたり、期待しています!
おもったことをつらつら書きましたが、とにかくいい採用のために出来ることをしっかりやしたいですね、ということです。
お互い頑張りましょう